Laundry Land

生活とファンタジーと

エンドロール帰宅

社会ってやつは意地悪らしくて、また一番後輩からスタートするらしい。これからが人生だなんて全く意地が悪い。自由に行きましょう、それがどんなに難しくても。ちゃんとまじめに。CMです。

ありがとうN/K。池袋から歩き始めた時刻は1時。新歓が始まるのかってくらいの湿度と気温に晒されてこれから1時間、一切のドラマもジョークもない、ただ終電を逃したがための移動の1時間。お送りもお届けもお見送りもない師走も三日目。クラウチングスタートを決めた師匠が慌てふためいて深夜にしては明るすぎるぜ東京は夜の一時。

ポップクイーンもドラァグクイーンも目覚めるには早すぎる、変な湿度と気温と書き直しなんて一切しない酔いが覚めるだけの移動の時間、しかも徒歩。しかも徒歩。粗品

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二度目の引退をした、らしい。いつも通りすぎると逆にいつでも戻れるように感じる。組織にいた時間は、後輩をどれだけ身近に感じたかで逆算できる。はて面妖な。昨日主役だった後輩が、今日役職についていた。童話の始まりのように収まりがいい。東海道中膝栗毛。やったことのないことは分からない、それを認めるのが一歩目だとしたらこっちのハンバーグ師匠はさっきも言った通りクラウチングスタートを切ったもんで全く分からない。じゅう〜。自由に行きましょう。それがどんなに難しくても。

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ありがとうN/K。堂々巡りのようだけど、着実に家に近づいてる感覚はあるよ。

それにしても、昨日は良かった。一年半以上前に自分はここで、なんていうドラマチックな感慨は無理矢理出そうとしても違和感を感じてしまうくらいの自意識で、懐かしさの演出にも感じる匂いをかいでそこにいた。ただそこにいただけだったけど楽しかった。M-1の次の日に見る対バンイベントは変な目線になって邪魔だった。アナザースカイはどこですかと訊かれても下北沢なんて絶対出てこない程度の安心を感じながら、なんか世界変えちゃいそうって真面目にふざけてる、なんて聞いていた。新曲だったらしい。

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聞いてもないのに楽しそうに話してくるやつはどちらかというと苦手だけど。求めてもないのに偉そうに話しかける先輩であったかもしれないと思うとどうしようもない。ただ家に向かって歩くしかない。

自分はこれをこうしたくてこうがんばっただなんて、一番言うだけ野暮だと思っていたことをシュウカツってやつはズケズケと。書くのがめんどくさい、振り返っても何もない、そんなことじゃない。今までのやり方と真っ向勝負を仕掛けてくるエントリーシート。なんとかシートってもうレジャーシートくらいしか知らないんだけど、あれってもっとワクワクするものだったような。でも仕方がない、俺はそいつと三年間付き合ってきてないから。30秒で審査するなら俺のそういう野暮ったいことはなんか嫌だと思ってきた粋な夜電波なんて粋なのかも分からない番組のリスナーとして自分をハッシュタグ五つにまとめましょう。ギャルの姉ちゃんなんか褒めてくれなはれ。

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褒める、のはおこがましい。熱量を感じた。考えれば考えるほど時間は味方になる。二周できる知らない可能性に俺ならかける。羨ましいと思ったことは一度もないけど、もしかしたら羨ましいと思うのかもしれない。それは期待ではなくて自然な思いつきだけど、自分一人で調子良ければそれでいいと言い続けるほどのスポコンではなかったから。そろそろなんか欲しい潮時かもしれないエンドロール。

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年貢の納め時という死語。エンジョイミュージッククラブという気候。死人に梔子、タトゥーありのR-指定。

聞かれてもないのに、俺はこれがこうでこうしたいと話す人が好きだ。そうなれないから。なれたとしても後ろめたさを感じる作りに改造されたわけでもないのに面倒くさい。かっこいいじゃねえか。

これで引退。制作期間数年。大型ノミネートなし。それでいいじゃん、褒めて欲しいわけでもない。手元に何か残ればいいだなんて考えたら終電逃して歩いてない。後輩が可愛いなんてずるい言葉だ。お年玉くれない親戚のじじいと同じだ。楽しかった。それでいいわ、どうせ一番後輩からまた始まるんだから。クソが。

トイレに行きたい。きっかり1時間。そろそろ家。おやすみなさい。