Laundry Land

これがこうでああだったかもしれない

本を枕に冬眠しようとしたらエモくなった

ロロのいつ高を観に行ったのがもう1ヶ月も前になってしまった。師走ってすごい。あの日ロロを観に行ったために切った授業の出席がいよいよやばかったり、金がないのに楽しく酒を飲める場に逃げたいとばかり考えたり、自分のストロングポイントを300字にどうまとめるかばかり考えてたら師走も終わりそうになってる。師匠ゴールテープ寸前。

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どうでもいいことだけを喋っていたいと思っていたけど、違った。残念だけどもう無理なんだと思う。そういうことがしたいから、どうでもいいことを喋るためにどうでもいいことを喋っているんですよ僕は、という自意識が生まれてしまうくらいには俺たちは賢くなった気がする。どうでもいいことを本気でやってるから尊いんだと思う。それはもう無理。疑似体験をするために、俺たちは本や漫画を読む。


でもさ、やっぱり何か話したいじゃん。それが今だしさ。知らないけど、今らしさって今しか出ないらしいし。俺たちは多分、悲しかったり怒ってたりするとよく喋るけど、嬉しいとか楽しいとかの時は言葉いらなくなるじゃん。でもそこをちゃんと言葉にする人って素敵だなあと思いました最近。自分に確認させるために言っているのか、悲しかったり怒ってたりする人がたくさんいる夜への表明のために言っているのかは分からないけど。その行為を発明にすら感じた。むちゃくちゃいいじゃん。


もう番組も終わるけど、混迷の現代ってそういうこと?調子よくいきましょう。自由に。俺たちにはその権利がある、って。それなりに結構励まされていたんだけど。それはなんか、まだやっぱりラジオコンテンツ部門の第1位みたいなところがあったのかもしれない。生の言葉じゃなかったのかもしれない。少し悲しいけど。とにかく、調子よくいくことを目指そうと決めて色々やったけど、それの答えってまさかこんなところにあったのか?酔っ払ってるけど忘れたくねえなこれ、と思った、気がする。


楽しいとか美しいとかダサいとかの基準を余裕で飛び越えてくるのが、純粋ってやつなのかもしれんと思う。それぞれの尺度がぼんやりしているからこそ、真剣にどうでもいいことを話して興奮できた小学生から高校生までの時間は、多分不純ではないだろうから。あと、寛容。こいつバカバカしいこと言ってらあ、ってことを切り捨てる勿体無さたるや。自分の欲を満足させる可能性が透けた人や言葉なんかより、マジなバカバカしさの方をどう考えたって大切にしたい。


ロロ『本が枕じゃ冬眠できない』

衿沢世衣子『シンプル ノット ローファー』

lute『それでも告白するみどりちゃん』

津村記久子『ミュージック・ブレス・ユー‼︎』


最後の本が、いつ高図書館の本棚に入っていたのを見つけた。高校時代に読んだ本で一番好きだった本だと思う。創作の中の人で友達になりたいと思ったのはオケタニアザミしかいない。こいつは奇跡の人だと思った。

結局うちらも解散ってことか、ああでももう無理にアヴリル・ラヴィーンを聴かなくてもいいし、歌に入る時にさなえちゃんが俯いてまつげを伏せ、斜め下を見る、あの作り込んだリアクションを見なくてもいいんだなあ、と安堵の笑みが浮かんでしまう。

そんなお前は最高だぜって言いたい。あなたみたいになりたい人がたくさんいるはずだと伝えたい。

 

私たちに愛される 私たちのリアルな漫画は すでに両手に何かもってて 離したり掴んだりストーリー

本当の私なんかは なんにももっていないですから それは漫画や歌なんかを 掴んだり離したりするのです

解散ライブに行ったのを思い出した。そんなに傾倒していたわけでも聴いてきたわけでもないのに、解散ライブだけ行った。俺たち世代のバンドだったなんて意識したことなかったから、会場に同世代の、どちらかといえばキラキラした人たちがたくさんいて驚いたのを覚えてる。どちらかというと暗い曲を描く人だと思っていたから。彼らの新バンドの現場だった。俺ら世代の人はもう高校生じゃなくて、大人に差し掛かった人たちで。手をあげたり酒をたくさん飲んだりしてはしゃぐことなく、じっと聴いてさっと帰って行った。やってる音楽に世代が追いついてきたのかしら、なんて思いながら、ちゃんとは聴けなかったけどなんか好きだなと思った。


年末にハッピーなことってあるもんだな大賞。秋に見た『きみの鳥はうたえる』がすごい好きな映画で、これ俺じゃん、とか思っちゃうくらい、分かってしまう映画だったんだけど。それを俺は一人で見て一人ですごい興奮して、師走に入って。俺が今必死で300字にまとめようとしてる時間を共有した人たちに会った時、結構興奮しながら同じようなことを思ったと言っていて、なんかすげーよかった。調子よくいこうぜ。おれらにはその権利がある。

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