Laundry Land

いよいよ就活生。

最近こんな感じ(4/15〜4/21)

4/15

テレ東×Netflix「恋のツキ」を見終わる。全員の気持ちを理解しようと思えるけど、その全てに異物感を感じる。自分が一番近くにいるのが渡辺大地の役だと思うと辛すぎる。見ている数日間はGalileo Galilei「恋の寿命」を聞いてた。連ドラ初主演の徳永えりが本当によかったし、渡辺大地と伊藤沙莉の二人もいてはずれなわけがない。

恋のツキ(1) (モーニングコミックス)

恋のツキ(1) (モーニングコミックス)

 

TBS×Paravi「新しい王様」がTverでついに完結した。シーズン2後半の方向転換は肩透かしだったけど、ネットとテレビの答えは現実でもできていないから仕方ないか。Paraviスタッフのテレビへの怨念が籠っている。という友達の意見には納得だけど、どうかメディアへの祈りが籠っていてくれますようにとも思う。着地点はやっぱり怨念寄りなんだけど。どっちにしろシーズン1の面白さは前クールドラマで群を抜いていた。

武田玲奈とおじさんが洋楽の歌詞をひたすら和訳する番組がTOKYO FMでやっていた。彼女のタ行とナ行は独特で、3年以上ラジオをしてるなんて知らなかった。五週連続エドシーランを訳していた。

 

4/16

「春子さん、悩むと観葉植物に話しかける癖があるんだ」

青葉家のテーブル第四話「春子のユウウツ」更新。脇に抱えるペットボトルの大きさで描写するところとか、納豆プルコギの語感とか、松本さんらしさにホッとする。初の挿入歌を担当するGirlish Sportsというバンドが小田朋美・西田修大・石若駿によるものでこれも最高。inliving見てる人はみんなこれを見ればいいのに。

 

4/17

「芸能人不倫デーを作ればいいんですよ」

文芸春秋松本人志×林真理子対談記事を読んだ。同じことを1984年に野田秀樹が「人類への胃酸」で書いていたから、日本人と不倫の距離感は30年以上変わらないんだなあと思う。野田秀樹の提案した不倫デーのタイムテーブルは、一番最後はもう男の子とやっちゃうってものだったけど。二人の対談記事は大して面白くなかった。

ついに面接前の飲酒に手を出す。ビールはさすがにダメだろと考えた挙句の発泡酒ってところがいよいよだ。大学から駅まで金麦を片手に歩いていたら、前からタピオカ片手に手をつないで大学に向かうカップルとすれ違った。真逆の時間を過ごしている彼らと自分を比較する恥ずかしさより、黄色いセーターと青いズボンという金麦カラーファッションでいることの方が恥ずかしくなった。これは多分限界だ。

 

4/18

「好きな人の一生を幸せにする覚悟が生まれるのに10年もかかってしまいました」

春日がプロポーズした。その事実だけで尊い。“狙ってる女”を6年越しに仕留めた。と思ったら実は11年守り切っていた、というところで泣いてしまう。正しい人なんだ。春日は。往年の箱から出るドッキリの新しいパターンを若林がやっていた。みんな思ってることではあると思うけど、モニタリングでやったことだけは腑に落ちない。

佐久間さんのANN・劇団ひとりゲスト回。テレビや芸人の能力とかスタンスとか工夫とかを楽しそうに話す二人がよかった。今ゴッドタンでアツいのは「「ジャンポケおたけ」」とハモるところとか最高。団体芸サミットのときに設楽さんとひとりが若林はデキる奴だと確信したというから見直してみた。パーケンがいた!

「劇場版仮面ライダー555 パラダイス・ロスト」を見る。ファイズってなんでこんなに面白いんだ。X-MENが描くテーマと共通する物語。ストーリーのない勧善懲悪なんて面白くないって子供に伝えてくれたヒーローは、劇場版では完全に別の世界線の話。当時の子供にどう映ったんだろう。ナンバーガール落選。

 

4/19

「ただ彼を発見した喜びがあった。そして、彼に発見された喜びが確かにあったのだ。新見先生といると、季節が始まる感じがするのだ」

山戸結希『おとぎ話みたい』がツタヤ池袋ロサ店にあった。音楽が鳴っていて、少女がダンスで表現をして、モノローグを多用する演出は「離ればなれの花々へ」と共通していた。音と言葉と身体の三つをこれだけうまく使うと、描写の幅以上に映画体験そのものを変えてしまう力になるのでは。少女の持つパワーに当てられる大人も残酷だけど、それを理解した上で進むしかない少女も残酷だ。先生は室内の暗い部屋にいるままだけど、彼女に屋上を勧めてくれたのも先生だと思うと切なくなった。

引退したサークルの新歓飲み会にOBが顔を出すやつに行く。自分が新歓していた時の気持ちが全く思い出せなかったし、自分が一年生のときにOBがやってくる流れを全く楽しめなかったので難しかった。上着がない。二枚も。イヤホンも。

 

4/20

「とりわけ最も効率がいいのは、第二次性徴期の少女の、希望と絶望の相転移だ」

魔法少女まどかマギカ」2011年の作品をここまで放置しておいたことを後悔するくらい面白かった。シャフトだとも知らなくて、一話の頭から化物語のやつ!と興奮した。てっきり複数クールやっているのかと思いきや、12話と劇場版一作で完結なのもいい。戦う理由も、少女じゃなきゃダメな理由も、願いの背景も全部説明されている丁寧さがあるし、セリフも無駄がない。たまに訪れるなんでもない場面で薄く聞こえてくるセリフもアツい。「たしかに、出産適齢期というのは医学的根拠に基づくものですが、そこからの逆算で婚期を見積もることは大きな間違いなんですね。つまり、30歳を超えた女性にも恋愛結婚をするチャンスがあるのは当然のことですから、従って、ここは過去完了形ではなく、現在進行形を使うのが正しいのです」"男運が悪い"という説明が一度されたっきりの先生による英語の授業中の言葉。野田秀樹の芝居に出てきてもおかしくないくらいじゃないか。大量の椅子がよく出てきた。あれの意味が知りたい。

 

4/21

「鏡に映らない景色を聞いた僕らはもういない」

阿佐ヶ谷voidで君島大空のライブを見た。akira muracco個展のクロージングパーティということで、弾き語り1時間。最後の3曲はuamiがゲストで出てきて、最近SoundCloudにあげた曲とフィッシュマンズを歌った。本編では遠視のコントラルト、夜を抜けて、向こう髪、細野晴臣終わりの季節も聴けた。地声と裏声の境が曖昧なくらい繊細な歌で、選挙カーが走らない日でよかったと感謝した。久しぶりに歌が震える空間にいる幸せを感じた。後ろに座っていたのは高井息吹だったと思う。

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就活の筆記試験。異様に眠かった。糸が切れてしまった感じがする。護国寺から早稲田まで歩くと汗が出てくるくらいには暑くて、こういう空気になるともう緊張を張りつめておくことさえできないんだなと納得した。小さいコインランドリーの軒下に灰皿を見つけた。飛鳥ちゃんの「潮騒」は幻冬舎