Laundry Land

いよいよ就活生。

最近こんな感じ(4/1〜4/7)

4/1

元号が発表されてから家を出た。バンプのアルバム名になり、スターウォーズの主人公の名前になり、今度は元号にも使われた「レイ」ブーム。青い鳥文庫「パスワードシリーズ」に出てきた野沢レイが一番好きだった。東村アキコママはテンパリスト」「かくかくしかじか」を読む。アトロクで初めて聞いたお喋りがなんか好きだった。親戚にいて欲しいタイプ。浦沢直樹が漫画家の仕事場を見る番組の東村アキコ回も見た。

地元の喫茶店でESをでっち上げながら、選考途中二社が次のステップに進んだ連絡を受け、挙句一社から電話がかかってきて幸先がいい新年度になった。令和ブームでエイプリルフールが霞んだと思う。四月一日といえば「XXXHOLiC」のワタヌキを思い出す。週刊新潮の先週号でワタヌキ、ホネヌキ、イキヌキ、ガスヌキとか変に韻を踏んだ記事があったけどあれはナンセンスな気がした。

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4/2

見城徹「読書という荒野」を夜中まで読んだ。地道な主人公が出てくる本が好きだと思っていたけど、あれは自己嫌悪を感じているからなのだと気づく。たしかに。言語に真面目に向き合う「ロゴスの市」の主人公なんて自分と程遠い。伯爵で塩谷武士「歪んだ波紋」を読む。誤報に対する責任、みたいなところから、フェイクニュースを創作する捻れた責任感まで話をつなげていく。長編の姿を現していく短編集は途中で手が止められない。今月から「ちくま」で藤田貴大の連載が始まるというが、書店の在庫はどこも切れている。ジュンク堂に入るも次の予定の時間を勘違いして慌てて引き返した。

渋谷BOOK LAB TOKYOで菊地成孔粋な夜電波第3巻発売記念イベント。髪をかきあげる仕草が自分と似ていて、でもその髪があまり元気なくて、いいなあ、おっさんだなあと思った。人がスマホを置くようになったら令和が始まると言っていたけどあまりピンとこない。千葉県の福島さんや夜電波と問わず語りを手がける戸波さんも来ていて、なんか楽しいなあと思った。その場で買った本にサインを頂く。常連の人とか音楽の現場にも足を運ぶ人たちは短い間で懸命にコミュニケーションを取っていたけど、そんなの無理。目を見てありがとうございますとしか言えなかった。が、大満足。テレビ千鳥を見て寝た。

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4/3

ENGEIグランドスラムで頭を強打した太田光復活のカーボーイを聴く。素直になった太田光は確かにゾッとする。桜、猫、電車。テレビでああいう事件が起きると、いろんなラジオがそれを扱うから楽しみが増える。就活何もしない2日目。戸山公園で花見。一時からビールとサワーとハイボールを飲んで、体を動かして、昼寝した。起きたら頭痛がひどいことになって帰る。この日までのESを諦めて帰って寝た。13時間寝た。


4/4

バファリンを飲んで出発。ES五社締め切りの修羅場を「新しい王様」「バナナスリー」「しくじり先生クロちゃん回」を見ながら進める。ラジオの新番組はしばらく手が出せなさそうだけど仕方ない。四月の問わず語りから笑い屋シゲフジがいなくなるらしい。ドイツ語が選外で焦る。東村アキコポッドキャストをやっていることを知る。イヤホンが断線した。暖かい夜に帰れる幸せを感じながら、今日は酒を我慢するか否かを考える。ESはあと三社残っている。昨日諦めたやつは当日消印有効だから出せた。明日はスーツを着る。


4/5

午前中に一つ面接を受けて、サンシャインのクアアイナででかいハンバーガーを食べる。子連れとカップルの間に座った就活生が一番綺麗に素早く食べきった誇らしさを胸に店を出る。赤坂真理ヴァイブレータ 」を読み切って、まだ2時。緊張してる?と聞かれたら、いいえ。こちらに向かうまでに乗った透明のエレベーターは怖かったですけど、、的なことを返そう、、とか無意識に面接について考える自分の中の声が辛い。声が溢れてくる描写は確かに、自分の話と思う人が多いのもわかる。声も、無線も、トラックの助手席で感じるのも、全て振動。「ヴ」の表記がなくなったら「バイブレータ」になるのかしら。

アクタージュ4巻を買った。"俺が演出家で、お前が女優だからだ"と巌が夜凪に伝えるシーン、あれなんで外の景色は光が消えているんだろう。死に向かっている描写をカンパネルラ視点で出すなら煌々としていてもいい気がするけど。まだ死んでないからか。わからん。気温が上がるにつれて自分の生命力が薄まっていくこの感じ。季節の変わり目の恒例。


4/6

面接の前に喫茶店の喫煙席に向かうことに抵抗がなくなった。朝が早いとなおさら。決戦は金曜日までにしてほしい。今あの曲を書くとしたら決戦は〇〇の部分は何になるんだろう。定時で帰らせていただきます。とかもうどストレート。

別のベローチェに三回入った。面接二つとテストセンターそれぞれの前に。人は一日三回以上喫茶店に入ると必ずオレンジジュースを頼むと思う。どうだろう、これ結構自信ある。空気階段の踊り場は定期的に神回がある。もぐらプロポーズ回、かたまり号泣回、今回の峯田回。そして神回が徐々に売れるエピソードとして積み重なっている気もする。売れるだろうな空気階段。名前もいい。今年のキングオブコントに岡野さんは全財産賭けるって言ってたな。アクタージュ五巻を買う。


4/7

オカヤイヅミ「ものするひと」久しぶりに好きな漫画を見つけた。夜の駅から見えるビルに光る「けちようじ」という謎の言葉が引っかかる主人公。バーの仲間とのたほいやで出題して有耶無耶にされたりするけど、結局それは「カラオケ鳥獣戯画」のうちの五文字が書かれた窓の明かりが灯っていただけだった。最後のコマで「よ」の窓からヒロインが顔を出す。試し読みの一話が素晴らしくて買ってしまった。埼玉の爺ちゃんに顔を見せるために1時間同じ電車に揺られる。田舎って本当に無音だ。

乙川優三郎「25年後の読書」ようやく読み終わる。最高。奔放で艶っぽい時間からそれぞれの人生を歩んだ50代の男女が、作家と批評家というそれぞれの使命に人生を費やして、言葉や芸術によってかつての縁をずるずる引き延ばしていく様が続く。「人との別れを繰り返して残るのは頼りない自由であろう」この1行だけでもう。「セックス・エデュケーション」2話を見て寝る。元カノといい感じの男に突っかかった挙句、彼女の祖母の遺灰が入ったツボで相手の頭をかち割るアメリカ人高校生男子。パワフルすぎる。そこで「お婆ちゃん!!」と叫ばすのはコント。

ヴァイブレータ 新装版 (講談社文庫)
 
ものするひと 1 (ビームコミックス)

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アクタージュ act-age 4 (ジャンプコミックス)

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二十五年後の読書

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