Laundry Land

いよいよ就活生。

最近こんな感じ(8/12~8/18)

 8/12
『ヴァイナル文學選書』がまだ新宿ブックユニオンで手に入れられると知る。菊池成孔と漢のは欲しい。やっぱり、綴じられていない本をビニール袋に入れて売るっていうアイデアは面白いと思う。流行りのビニ本てやつか、、
恵比寿写真美術館で『ひかりの歌』を見に行くつもりが、14時に間に合う日が作れずついに見そびれてしまう。代わりにNetflixオリジナル『全裸監督』を一気見。
・下北沢GARDENスタッフの横暴な態度がプチ炎上
あの箱の店長がウザいというのはみんな知ってるのだよ。だからってガーデンの企画にはもう行かないと言ってる奴は阿保。嘘こけ。
Twitter:Rika Miduki

 

8/13
大変だ。「霜降りバラエティ」が面白くない。“ネオ寝起きドッキリ”は期待外れ。霜降りから漂うスターになれない空気。お笑いがうまいカルチャー大好き関西弁若者感。そういや「粗品バラエティ」だっけ、あれも正直考察され待ちなのが全く興奮しなかった。ループから抜けたというポイントも、そんなん知らんかったし。次のQJでその側面が強調されるのだろう。読んでしまうんでしょう。
・『文學界』5月号収録、町屋良平『しずけさ』読了。

・今月の『文藝春秋』に掲載された芥川賞選考委員による選評が話題。候補作だった古市憲寿『百の夜は跳ねて』の参考文献に古典でもない小説が記されていて、それが数年前に文芸誌に一度掲載されたきりの作品だったというもの。木村友祐さんはツイッターで、窓ふきという題材について古市から取材があり、彼自身が取材をした人を紹介したものであり、盗作めいた批判心は皆無であること。自分のことを「盗作された可哀そうな無名作家」として語られることに違和感があることを表明した。
引用ってのに対するマナーというか常識を勉強したい。『さらば雑司ヶ谷』の巻末にも作者が好きな作品、アーティストが列挙されていて、なんか下品に思った。というか、それが記載されている匂いが本編中から強烈だったせいで読んでて冷めたのかもしれない。写真家・濱田英明の最新作品集『DISTANT DRUMS BOOK』も、“「へんな」こだわり”として本人が紹介していることのなかに「ステートメントは掲載せず影響を受けたアーティストや作品のリストを載せました」と、大量の名詞が並んでいる。これは、写真という土俵だからしっくりくるのはなんでだろう。

・CINRAでロロ三浦×EMC×ヒコさんの対談記事が上がった。たまごサンドさえポップカルチャーではないか、というように話は転がっていく会話。

 

8/14
・『文學界』5月号収録、奥野紗世子『逃げ水は街の血潮』読了
素晴らしい。
・近藤綾乃『うさぎのヨシオ』(2012)
茶店でバイトしながら漫画家を目指すうさぎのヨシオを主人公にした四コマ漫画。書き込み量のかなり多い作品だった。ウサギと少年少女が登場するコミックなので、絵柄はポップだ。でも、矢印の異なる会話や思考が平行していくなかで、特定のフレーズが物語を推進していく演出や、突発的な出来事に帰着する手法は、『A子さんの恋人』に共通している。
例えば。初めて自分の漫画が雑誌に掲載された日、「本当に載っているんだろうか」という興奮と動揺の間で雑誌を購入したヨシオは、ぼんやり街を徘徊した末ベンチに座り込む。そこはバス停のベンチで、到着したバスの運転手の「のりますか?」に「のってます!」とつい叫んでしまう。
劇団、本谷有希子『本当の旅』@原宿VACANT
肩透かし感はあった。が、今思えば、人物描写に必要な想像力というところでは高く評価できるのかもしれない。でも、写真を撮ったりインスタにアップすることを肯定しないままなのは無責任な時代菅じゃないか。じゃあ貴方はどういうスタイルで旅行を楽しむんですか、どう楽しむのが本当の旅なんですか、というところに欠けるという米ちゃんの感想に同意。
「現実を僕らにとって、いい感じに編集できるんじゃないかなあ、とか」
「後から動画で見渡せるのが本当の旅だと思うんだよね」
じゃがりこという命ずな。「じゃがりこを食べる余裕のある人に悪いことが降りかかるはずがない」
気になった演出・役のスイッチング(説明のテンポを速くするため?キャラクターに対する感情移入をさせないため?)・観光地をスクリーン投影することで、表情の変わらない写真を表現・終盤の実際の車内で口ずさんでる様子、ラインのトーク、車内の心中独白の三場面に分けた構成・走馬灯

・心から感動したのっていつ?という質問。君はいつも揚々とっこれを見たって話しするからすごい。って、俺が最高たくさんあるねって言葉にドキッとした気持ちに似た気持ちになるんだけど、それ狙ったのかしら。かまされたかしら、私。怖いわ!いや、これはでも純粋にいつだ?なんだ?俺もしかして基準ぶれてきてるんじゃないか。いやでもこの時期はそういうもんだからもうしばらくこれでもいいのか、、とか考える山手線。


8/15
バイト。
荒れる現場になりやすい演者で、以前は女性エリアが崩壊したという。初めてセキュリティ会社のマッチョが派遣されてきた。厳しい禁止事項が羅列されていたなか、ジャンプ禁止というのもあったから、目立つ奴らを曲終わりで注意しよう、というタイミングで「飛び跳ねる準備はできているか」とアーティストが煽ったもんで、全員飛び跳ね始めて終わり。あるある。
ライジングが台風の影響で初日の明日が中止。ナンバガのライブは泡となった。

 

8/16
劇団ひとりぼっちのみんな『キャンプ茶毘』を観に桜木町に。アララのDMに早稲田生の出演者からメッセージが届いた縁。失礼な話だけど、どんなものか調べずに行ってみると役者のレベルが思いのほか高くて満足して帰る。物語には、構成とメッセージがあるけど、同じようにキャラクターの造形がまず大切なのだろうやはり。芝居だと本と演技力だ、リアルな描写には想像力が必要になる。そういえば、小劇団にも旧型(典型型?)アイドルオタクおじさん的な層がいるらしい。チェキ特典とか、その財源を確保しながら運営するバランス感覚のようなものに感心した。

アララの投稿頑張ったけどだめだったなあ。

8/17
エンドレスエイト10周年。
考察・批評され倒しているせいで見てこなかったアニメを見ようと思い立ち、二本見る。
・『うる星やつら2 ビューティーフルドリーマー』
この時代の声優の芝居にビビる。
・『パプリカ』
「深夜の夢が芸術映画なら、明け方の夢は長編娯楽映画かな」
「抑圧された意識が表出するって意味では、ネットも夢も似てると思わない?」
「素敵ですよねえ!友達の夢を自分の夢みたいに見れるのって。同じ夢を一緒に」
「夢たちは慄いているのだ。科学によって安住の地が奪われてしまうと。非人間的な現実世界にあって唯一残された人間的なるものの隠れ家、それが夢だ」
現実を侵食する夢っていうのは吸い込んで倒すんだな。この作品が存在するベクトルは何も知らないから改めて調べる。宿題。

あひるの空』を引っ張り出す。12巻でまた泣いてしまった。マドカ、もしかしてmiwaに似てね?

 

8/18
ENGEIグランドスラムを見て思ったこと。いつも通り、普段バラエティで活躍する「元々ネタで勝ち上がってきた芸人・毎年賞レースで活躍する芸人」「一発屋芸人」「第七世代」の三本立てだったように思う。気になったのは三点。

・ナイツの肩透かし感たるや。野球場でやったネタと、ホリプロライブのネタがYouTubeに挙がってひと騒動あったが(吉本とジャニーズネタが消去されていたのは圧力か?となっていたが、塙が単独にむけた鮮度管理で事務所に指示したと。野球場のネタもミヤネ屋がフル尺で放送してふざけんなと。さらに、野球場でやる際には客席の反応とのラグがあることを踏まえてやっているなかで、テレビでそれをみて「テンポが、とか間が、とか言ってる奴ふざけんな」と。)時事ネタをやると思ったらまさかの英語でやるネタ。がっくりだよ。これこそ来週のビバリーとちゃきちゃきで聴きたいが。ネタの指示とかあったのか。
・「お笑い第七世代」という言葉がいよいよ目立ってきた。せいやがラジオで言ったこの言葉が「芸人×芸人」で特集され、いろんな世代の声が集まり、さらに広がっている。この時代にこうしたラベリングは浮上するのに有効なはずだけど、未だに実態がつかめない。

こういた世代感というのは通常何かの番組がホームとして機能していたはずだけど、それが今は言葉だけで浸透している。お笑いの世代感というのは通常何かの番組がホームとして機能していた時代を過去形にしたもののはずだから、言葉だけで浸透していてもイメージしづらいから仕方ない。だけどそんな状態で連発し過ぎたせいか、この第七世代というワードにはもうスベった感じがついてしまった。今更何かの番組ができても手遅れな感じがする。(どうせ今年度中に第七世代という言葉を推したテレビ番組ができるだろうが。三年以内に終わると予想する)でも、それでいいと思う。今はそれぞれの芸人が個人商店としてYouTubeチャンネルを構えているし、そういう世代ということで、何かしらのアクションと連動して共倒れしないホームをそれぞれが持っている状態で、逆にテレビで無理やり集められて変な感じになってもいいと思う。その先輩が03。
・東京03がトリの爆笑問題の一つ前。CM前のあおりは「プレミアム芸人!東京03!!」で、紹介あおりは「単独ライブのチケットはプレミアム」である。ひと昔前のバナナマンの感じだ。(いずれ飯塚さんは何かしらの審査員になる。)「東京03のブランド力」というのは佐久間さんのラジオに登場したオークラが持ってきた見出しだ。「03はテレビのネタ番組を単独の告知として使っている。音楽のアーティスト的な出方」と、それでいいと思う。ホームを他で持っている人が強い状況はテレビがつまらないほど目立つ。ENGEIグランドスラム終わりの飯塚さんのTwitter「今日やったネタのだいぶ長いバージョンも入っている前回の単独公演「不自然体」が今月21日発売ですー。よろしくお願いしますー。」だ。潔い。アプリ課金したい。かが屋とのトーク聞きたい。
書くほどでもないけど、最後のカジサックの質問「YouTuberはよく年収聞かれるんですが、皆さん(爆笑とナイナイ)はどうなんですか?どっちの方がもらっているんですか?」はつまらない選択だった。
「田中の方が一人の番組持ってる。いや、この人は印税がある」
「岡村さんのほうが番組持ってるから」「そうですねえ」
広がらねえ。ナイナイもああいうとき無力だし、太田さんも吉本の若手に囲まれちゃあなんだし、せいやの立花のモノマネ最悪だし、ハンバーグ師匠ありがとう状態。ここまで締まらないモノか。

二度目のブリーチ。結構抜けたけどやはりムラができた。