Laundry Land

いよいよ就活生。

King Gnuという語感

わぁ~~~い!


お~いらは、King Gnu、大好き少年だよ~!


King Gnuってサイコーだよねぇ!


あれぇ?こんなとこでKing Gnu レコ発ワンマンライブ「Tokyo Rendez-Vous 」の発表会やってるよ!


僕が見なきゃ誰が見るってんだい!
ちょ~っと、みてみよ~っとぅ


えぇ?当日券出てないんですかぁ?ソールドアウトォ?


・・・・・・・・

 


入れなぁぁぁぁい!

 


WWW Xで、ワンマンで、入れないの~?
なんで?なんで入れないの?


入れて!入れて!入れて! 入れ・・


入れなぁぁ~い!


どうして?入れて、入れて、入れて、お願い、お願い!


入れてくれる気まったくないっ!


なんで入れてくらないのよぅ?え~?
それは何よぅ?それは何よぅ?ねぇ?
ライブ終わっちゃうよぅ?

 


終わっちゃったよぅ。。
なんで入れてくれないのよ~。
追加公演やったらいいじゃない?


なんで追加公演やらな...あれぇ~?


追加公演があるぅ?


追加公演「Tokyo Rendez-Vous X」があるぅ?

 

追加公演「Tokyo Rendez-Vous X」を求めてる俺がいる、、


追加公演「Tokyo Rendez-Vous X」が頭から離れない!


追加公演「Tokyo Rendez-Vous X」が来る!


追加公演「Tokyo Rendez-Vous X」が来るよ!


え?まさか?

 


入れなぁぁぁ~~い!

 

こっちもソールドアウトしてましたぁ~!


追加公演「Tokyo Rendez-Vous X」も入れなぁぁぁ〜〜い!


そして「Tokyo Rendez-Vous X」読めなぁぁぁ〜〜い!


東京の後ろが何一つ読めなぁぁぁ〜〜い!


まったく読めなぁぁぁ〜〜い!


何語かすら分からなぁぁぁ〜〜い!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

 

はい。期末まで一週間を切った時のストレスってだいたいこんなもんですよね。キングヌー、あんま知らないし。

 

えーーー。

先週の現場、トランシーバーで「にゃんごすたーさん、楽屋入られました」って聞こえて。開場前のミーティングでチーフのおっさんも「今日は中盤二曲にゃんごすたーさんが登場するんで」って言うから、いやいや「ご」じゃなくて「こ」だろおっさん、とか思ってたんですけど。

にゃんごすたーで合ってました。

 

っていう。

 

えーーー。

 
さて、

 

 

さて?

 


とりあえず以上です。失礼しました。

 

深夜の私からッ!

今週、気づいたコト。


どうしようもない知り合い・友達というのがいくらでもいます。そんな奴ばかりなんで多分自分もそうなんですけど。
「最近大学楽しいの?」
「いや、つまんないよ。」
「なんでだと思う?」
「いや、面白くないから。」
みたいな話をしてたんです。
それで、あ、そういや「楽しい」と「面白い」って違ったな、って。「一緒にいて楽しいやつ」と「面白いやつ」って違いますよね。
だけどさあ、これから先ずっと「楽しい=面白い」だけの尺度で戦うのは結構キツいぜ。

面白いやつってそもそも少ないし、面白いやつがずっと面白い訳でもないし、つまらないやつばっかだな、しょーもない、という気持ちを持ち続けると窮屈。
中学・高校の時が1番楽しかったって人多いと思うんですけど、それは当たり前の話で。中学生なんてちょっと賢い猿くらいなもんで、そこから少しずつ社会に混ぜてもらえるギリギリの人間に育つ期間、ずっと一緒にいた奴らとは自分の真ん中にあるものを共有してると思うんです。そりゃ同じ感覚でどこまでもいけるから面白いこともできるさ。


自分も「面白い=楽しい」の方に傾いた中高時代を過ごしたんだと思いますけど。自分の中の「面白い」という感覚、そしてそれが絶対であるという感覚。これが全人類に共有されていないんだと分かってから、考え方も変わりました。猿も学んだんです。
具体的に言うと「最高!」って言葉を乱用するようになった頃なんですけど。ハードルをすり替えた感があったような。(そもそもはすぐ「最高じゃん」って言う奴を全く信用してなかったというか、面白くないやつとすら思っていたけど。「最高!」っていうだけで場がなんか楽しいカンジになるから、、最高って最高ですよね!!はい、すみません。でも「これは絶対に見た・聴いた方がいいよ」ってやたら言ってくるやつは未だになんか信用できないです。うるせえよが勝つ、っていうか)

まあいいや、
「面白」を振り回せるほど自分が面白くないんなら、みんなと楽しいを共有できる方が楽しいじゃん、って話です。馬鹿らしい話ですけど馬鹿なりにそう考えました。

ただこの「面白」という物差しは、未だに自分の持ってる道具の中では1番デカいし、信用しているから、やっぱりそれを使いがち。その分他の、「真面目」「努力」みたいな物差しは超短い。2センチとかしかない。
でも、20年も生きれば人の感覚とか価値観とかは変わらないと思うので、お互いの物差しを押し付け合うのは野暮です。一通りの物差しを持っているフリをしましょう、それで十分です。

さて、じゃあお前のその「面白い」ってどんな感覚なんだ、と。お前、なんか自分が特別な価値観持ってるぶるのやめろよ、と。
まあそう言わず。そうは思わないけど、大学で面白い人に巡り合えず、友達もできず、周りを下らねえと一蹴することでなんとか気を保って深夜にアルピーのラジオをつけてネタを投稿する人間の気持ちは分かるのか、と。デカすぎる「面白」の物差しというか十字架を背負って生き抜いている化物の気持ちが分かるのか、と。俺には分からないけども。そういう方もいますから。

 

明るい夜に出かけて

明るい夜に出かけて

 

 

僕は「面白」の根っこには、「フィクションの面白」と「ノンフィクションの面白」があると思います。
テレビ・ラジオ・小説とか、見せるために作られたものはすべて、「フィクションの面白。」
1番単純なものだと、「何かふざけたことを言った人の頭を叩いて注意する」という行為。
漫才のツッコミに、ひどい・可哀想って思う人はフィクションとノンフィクションがごっちゃになってしまっているか、単純にその出し物を楽しむのが向いていないんです。ほかに向いてるものを探せばいいだけだと思います。

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(めちゃイケが特番のラストにこれをくっつけたのはすごいと思う。ここまでしゃきゃダメなのか。)
そして、人が現実の生活で出くわすのが「ノンフィクションの面白」。
クラスにいた変なことするやつ、派手なおばちゃん、ハゲたおっさん、飲み会で一気するやつもこっちでしょう。テレビでも、面白動画投稿・衝撃映像系はこっち。
そして、これは、作られたものじゃ無いから、面白いと思われる側が傷つく可能性があるから、難しい。
「何かふざけたことを言った人の頭を叩いて注意する」という技術も、加害者と被害者という見方ができてしまう。ただ暴力的なニュアンスだけを抜き取った再現になると、それはひどい・可哀想という感想が当てはまってしまう。何よりそれは面白くなくなる。

最低限にこの区別ができれば面白いものを楽しめるんだと思ってます。当たり前のことです。
ただ、見世物・ガチの境界がぐちゃぐちゃになってくるから「面白い」が難しい。
見世物をガチに見せた方がより面白くなるし、ガチが見世物を意識するだけでより面白くなるから余計難しい。
当然、見る側もその基準がぐちゃぐちゃになりやすい。「面白」の物差しが短かったり、「常識」「正義」みたいに別の物差しがデカかったりするとなおさら。
見世物の「面白」は評価するな、ただ笑ってればいい、と言うのが難しいのは分かってます。お笑い・ネタの分野は、賞レース系を通して、視聴者の比較・批評する目が肥え過ぎたし、IPPONグランプリなんてもうみんな松本の目線で回答を審査してる。
「面白い」を「面白」で測って比較・批評するのは自然だからいいんですけどね。

だけど、最初から「面白い」を「常識」や「正義」の物差しで評価・批評する気満々で、意気揚々とまな板やら包丁やらを用意して、新鮮な話題が出てきたら待ってましたとばかりに切って、混ぜて、自分の思い込みまで添えて。批評クッキングを始めるのはやめろ。
誰もお前の料理を待ってねえよと。勝手に振舞ってくんなと。無責任に捌くなと。パセリの味が1番濃いぞと。素材を楽しめ馬鹿。僕はそう思います。新年早々自分のTLを見てそう思いました。

年末の番組で話題になったのがあるでしょう。あれは毎年見ていないので、その場の流れを知らないからなんとも言えないんですが、短い物差し(包丁)を振り回して嬉々として切りつけてくる輩にはうんざりしました。

何も知らないで偉そうなことばっか言うやつほど、食べログの星ばっか気にして飯を食いに行くんだろうな、もっと大事にするべき感覚があるはずなのに。

 

・・とまあ、新年一発目から面白くもない阿呆らしいことを言ってますが。楽しい一年になりますように、今年もよろしくお願い致します。

月曜JUNK 伊ッ集院光!深夜の馬鹿力!!
(無理か!!笑)

 


俺の持論 伊集院光「日本人総マリオネット論」

 

クリスマスの端っこ

ジャズ、ポップス、ロック、全てのクリスマスソングを聴いた気がする。安いオルゴール調の名曲も安いコーヒーを飲みながら聴いた。今年は街の空気や幸せそうなカップルよりもまず、店のBGMからクリスマスを感じた。感じた、というよりはもう、これでもかと押し付けられる強制クリスマスムード。そしてようやく日付が26日に変わった瞬間、流れていたのはイマジンだった。
想像してごらん?何を?

イマジンから遡ると、25日の最後はWonderful Christmastimeだったわけで、ポールからジョンにたすきは繋がれたらしい。特別な日を祝福する名曲達を延々選曲していたマスターも急に肩の力が抜けたのか、三曲続けてジョンだった。
日付が変わって、前に座った人がテーブルに置かれたロウソクの火を吹き消した。色ガラスのクリスマスツリーがくっついた可愛いロウソク立てだった。細い煙を追って上を見るとスピーカーがあって、やっぱりイマジンが流れていた。厳密に、ゆっくりただぼんやりとクリスマスが終わる瞬間を待っていたのは初めてだった。光源を失ったクリスマスツリーをマスターが回収して行く。
想像してごらんって、だから何を?

店を出てから池袋の帰り道、ガラス張りのネオンの部屋で、足とへそを出したサンタ達が残業しているのが見えた。鼻をズビズビさせるしかない外から見たその店はとても暖かそうに見えたし、同時にとても気色悪かった。彼女達の差し出す酒をうまそうに飲む男達は、それぞれの家庭でサンタとして振る舞うのにはうんざりなのだろうか。2000円飲み放題のカウンターで女サンタを眺める彼らの目が紫色に見えた。
想像してったってさ、何を?

クリスマスから大晦日までの数日が、この国の和洋折衷の狂ったバランスが1番よくわかる。街はまだイルミネーションで照らされて、デパ地下ではおせちが売ってる。テレビは年賀状のCMだし、これを書きながら安いコーヒーを飲んでいるけど、聴こえてくるのはまだオルゴールのクリスマスソングだ。

あのガールズバーはいつまでサンタコスを続けるんだろうな、なんて想像するしかないじゃない。

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#今年の9本【2017年漫才編】

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今年はアルバムのジャケ写を9枚並べるのではなくてプレイリストを投稿するのが流行りらしいですね。知らねえ。性はICEBAHN、名はFORKだ。

 

はい、すんません本題行きます。

昨日バイトの帰りに寄った喫煙所でAマッソの村上さんに出くわしました。一番好きな芸人です、Aマッソ。好きな芸人の顔を9枚並べるなら加納×4、村上×4、フワちゃん×1になってしまうくらいゲラニチョビにハマった2017年。彼女達の面白さはApple Musicをどう活用しても上がってないので、せめてこれを。一年前に出囃子で使ってたらしいです。今はどうなんですかね、、曖昧。

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さて、今年面白いと思った漫才9本上げてきます。
今年、というかまあ今思い出したやつなんですけど。あと、別に全部のネタ動画を貼るわけではないのでそこはお許しください。


・Aマッソ 「総理大臣」


女芸人ってキャラクターでいじられてなんぼ、面白くない。たどり着く先はイッテQかヒルナンデスか朝の帯番組。それが悪いとは言わないけどそういうのが「女芸人」と呼ばれる所以かと。Aマッソは面白い、だから好きです。漫才、コント、映像、大喜利、全部いける。あと、芸人ってイケメンとか可愛い必要はないけど、最低限のビジュアルが必要だと思います。彼女らはそれを完璧にクリアしてる、なんなら画が強い。絶対売れる。

 

・オードリー「CR春日」


毎年検索ちゃんでやる新ネタは全部面白い。オードリーはずっと面白い。山里より若林の方が好きです、はい。

 

・ミキ「漢字」
M1です。兄ちゃんの顔がなんか無理で、数年避けてきたのをついに初めて見ました。兄のボルテージが上がって行くところが最高。

 

・ユニバース 「ホテル」
これもM1。翼の折れたエンジェルで笑い転げました。ゴッドタン、本能Zと川瀬名人をいじってきてそろそろロンハー、有吉あたりに捕まるのかな。どっちもキャラ強いのに画が弱いのが面白い。

 

さらば青春の光 「能」

これ去年のM1でしたね。さらばは一生タレントとして売れないで一生面白いネタ作り続けてほしい。というか売れないと思う。有吉の壁みたいに、芸人が面白いことをやるという決まり以外一切邪魔がない番組に特化してる、強い。ウエストランドの井口に似てるけどまだ森田の方が清潔感を感じるのはなぜだろう。あと2人とも声がいい。

 

・千鳥「学校の先生」

これいつのネタだったか曖昧ですけど。今年はなんてったって千鳥バブル。「帰ろか、千鳥」が全くネットに出てこないから借りに行かなければ、と思って半年経ちました。尼神、かまいたち、とにかく千鳥になりたい大阪の若手すげえいっぱいいるんだろうな。

 

Dr.ハインリッヒ現代アート

少し変なところですが。笑う、というか、このネタが好きです。「アーティストたるもの、もっとこう独りよがりな美学をこっちに押し付けてこいや」というセリフ、最高でしょう。松本がネタを見て褒めたのが一瞬話題になりました。それきっかけで本音でハシゴ酒に出て微妙な空気になってた記憶が。大阪に住んでいたら多分ファンになったと思う。女の双子漫才師です。

 

・ナイトメアカオスドラゴン「道を尋ねる」


素性不明。友達の友達が作ったアニメーション。どんなやつか全く知らないけど面白かったので漫才ってことにして下さい。オススメの視聴方法は、バイトから直帰して酒飲みながら見よう。です。20回は見た。

 

バナナマン 「ハナからのハジマリ」


これももうマイクスタンド一本だからってことで無理矢理ねじ込みます。バナナマン好きなんで一本くらいいいでしょう。
バナナマンについてはいつかまた。とりあえず今の設楽さんには不満です。ものすっごい好きですけど。


以上。笑う門には福来る。年末年始はたくさん笑いましょうね。

 


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この前のTHE MANZAI、もうめちゃくちゃ面白かったんですよ。ベテラン達が気合入れてネタやるとこんなに面白いんだって感動しました。
ただ、出てた芸人のほとんどをテレビタレントとして普段見ているから、素性や芸風を知ってるんです。当たり前のことですけど、そこに新鮮味はないですよね。「ああ、この人は必ず笑わしてくれる。ほら、やっぱり面白い」ってもう笑点と同じですよ。
それでも、おぎやはぎとかナイツとか、新しいことやるコンビもいたし、そもそもこういう時にしか漫才をテレビで見れない人たちが集まってるという点ではとても面白かったです。でもまあ、やっぱり新鮮味はないというか。

これはお笑い芸人についてというより、テレビ番組に対して思うんですけど、もっと緊張感とか異物感が欲しいんですよ。なにすんのコイツら怖い!くらいのがないと、いつ何を見ても同じに見えるんです。だからこそ、野爆くぅちゃんとか水曜日のダウンタウンが今は人気なんじゃないでしょうか。

同じような意味で、キングオブコントにゃんこスターは興奮しました。「マジで!?お前ら本当にそれ大丈夫?いや、でももういいか、もういい、行け!」みたいな。
とんねるずが、学校の部室でやってたような下らないネタをスター誕生!でやってタモリに「よくわからないけど、面白いからいい」って言われた話、何回も石橋が喋るじゃないですか。厳密に言うと違うけど、なんかあれに似たような感じというか。別にそれくらいでテレビに出てもいいと思うんですよね。全くのニューフェイスのくせに芸歴12年で、舞台でバリバリに鍛えたネタを見せてくる若手枠の芸人よりよっぽどましです。

さんまと紳助が司会者として成功したばっかりに、お笑い芸人が司会をするようになって、本当の司会者がいなくなって、同じ味付けのバラエティばっかり。

まあ、今年もたくさん笑わせてもらったくせに偉そうに言ってますけど。そんなことを思いました。

 

 

TAMTAM「夏のしらべ」(9月のこと)

今年の9月21日の最高気温は29.9℃でした。
その日の夜のことを覚えていますか?
あなたはこの夏、どこに行きましたか?


街の景色も空の色もパキッとしているのに、東京の空気はぬるく滲んでベタっとしていて、缶チューハイの冷たさが気持ちよかったりして。
あれだけ暑い暑い言っときながら今は寒い寒いですか。勝手なもんですね。
そんなこと言ってるうちに、季節も月もまた同じところに戻ってきますけど、どこまで来たのか、誰といるのか、何を積み重ねてきたのか。振り返った時はもう遠いところまで来ていて、分からなくなってしまいますよ。
そうやってぐるぐるぐるぐる同じところを回って、また同じことを繰り返すんです。
また人と出会って、別れて、暑い、寒い、お腹すいた、楽しい、寂しいとつぶやくんでしょうね。
まったくふざけた話です。
それでいいんですか。
クリスマス?
はあ?
今すぐ夏を思い出せよ、思い出になっちまうぞ
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7月の日比谷野音のEGO WRAPPINから始まり、9月30日のCRCK/LCKSのライブで終わった今年の夏、僕は「酒×音楽×夏」を最強の合言葉として過ごしました。一杯600円の酒を何十杯飲んだか、定かではないけどずっと音楽が近くにあった気がします。

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【9/14 RSW.pre「MUSIC UTOPIA」@下北沢Basement Bar & THREE】

2会場14組のサーキット企画はちゃんと成功しました。当日笑顔を見せてくれた皆さん、ありがとう。
"異種格闘技戦"なんて陳腐でセンスのない謳い文句は使いません。あくまで"理想郷"ですから。ですよね、山田さん。

自分は、RAMMELLS・YOUR ROMANCE・Nao Kawamura・TAMTAM・ZA FEEDOの五組に声をかけさせてもらいました。
それぞれ素晴らしいライブをしてくれて、「知らなかったけどすごいよかった!」みたいなリアクションも貰えて、すごい幸せな日でした。
学生が好きなアーティストを呼んでイベントを組むことについて、今でも悩みます。お前、ちゃんと悩んでるなあ、と思います。正解はなかなか出ないんですけど。

 

でもこの日は多分、音楽を生で楽しめること、何かを発見できることに対するハードルは余裕で超えられたと思います。
バラエティに富んだラインナップと、それを楽しんでもらえる工夫を、しこたま考えました。
来てくれたお客さんも、信頼してくれた箱のスタッフも、出演してくれたアーティストも、主催させてもらった僕らも、みんな楽しめるように、という気持ちを最後まで主催者として共有できたのが何より嬉しかったです。
一緒に企画した最高な先輩方はもう引退しました。多分いい思い出になってると思いますが、自分はまだそうするには早いし、正直な話をすれば、もっといい日を作りたいと思います。まだまだ悩んでいきます。

ただまあ、とにかく、ありがとうございました。


似たような活動をする早稲田三団体の企画が固まった9月でもありましたね。
【9/14 早稲田UBC「秋の夜長fes」@新代田FEVER】
どでかい楽屋でゼミ面接用のESを必死で上げました。"もういい、どうにでもなる気がする"というパンチライン通り、無事第一志望には落ちました。この日はとても暑くて「食らえッ残暑お見舞い♡fes」で良かったと思ってます。
【9/19 Waseda Music Records「WMS 3」@代官山Space Odd】
カネコアヤノ見れず。。Hei Tanakaが最高でした、打ち上げまで残らせてもらってありがとう。ソファーで少し寝てごめんなさい。

全部いいイベントでした、お疲れ様です。来年はどうなるんですかね。皆さん何するんですかね。また楽しい日ができたらいいですね。

さて、帰り道にライブハウスの扉を開けたときのムワッとした空気、思い出しました?あれが夏ですよ。
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ところで、今年一番のアルバムは、TAMTAMの「EASY TRAVELERS mixtape」でした。
ベッタリとした空気、爽やかな風、根拠のない興奮、酒で紛らわしたやるせなさ、焼きついた誰かとの一瞬。夏の全てが詰まっていて、ずっと聴いていました。

EASYTRAVELERS mixtape

EASYTRAVELERS mixtape

 

 “夏の逃避行”をテーマに、歌モノが3曲、インストが9曲。見た目が淡くポップでかわいいカセットテープと、配信限定のミックステープ風アルバムです。

冒険の雰囲気を感じるイントロと、合言葉のように"We Go South"と繰り返す「SOUTH」
歪んだギターとドラムのグルーヴに夏のベタ付きを感じる「parallel penthouse」
切なくも爽やかなお祭り風のイントロから始まる「夏のしらべ」

youtu.be

切ない歌詞とは対照的にメンバーの楽しそうな表情が続くこのPVは10月に公開されたんですけど、まさに"フラッシュバック、夏。"冒頭のクロさんの彼女感がたまらない、あのシーンは特に好きです。

夏への期待値、冒険への興奮を掻き立てる爽やかさと不穏なムードのバランスが上手くまとまっているだけで十分聴けるのに、歌詞から見える物語性がまた魅力的です。

「消えるから探さないで」と南へ進む僕。「僕だけが恋をしていたんだな」と“君”のことをいくら考えても「キレイな思い出にはまだまだできやしない」
そして、僕の気持ちが辿り着く先は、、
“夏の逃避行”が、彼と別れた“僕”の物語だとしたら。エモすぎます。
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冒険といえるものでもないけど、遠出といえば9月の終わりにりんご音楽祭に行きました。初めての野外フェスというもの、超楽しいですね、興奮しました。

イケてたのは、
ILLICIT TSUBOI & なかじまはじめ/落日飛車/あっこゴリラ/ZAZEN BOYS/BLACK SMOKERS
あたり。来年もまた行きたいです、できればクラクラ、タムタム、ヤセイあたりが出てくれると嬉しい。
長野からの帰りの車で流れていた「September」
をこの前みんなの前で流して乾杯しました。季節を楽しむのは豊かなことですけど、いつだってお酒と音楽があれば楽しいですね。
また乾杯しましょう。

Greatest Hits

Greatest Hits

 

僕の九月はこんな感じでした。
他にも、ツイッター向井秀徳GOになったり、角舘が大森靖子ともめたり、ゴッドタンがゴールデン三時間特番やって、保毛男田が叱られて、くぼみねひゃだが終わって、伊藤万理華が卒業を発表して、ニャンコスターが97点で、3DSをメルカリで買ってポケモンを始めて、、

いろいろありましたけけどもう昔のことに感じます。

ただまあ12月だし、そりゃあ9月を思い出すのは今しかないです。

頭にも聞きましたけど、9月21日の夜は何してたか、思いだしましたか?(Do you remenber the 21st night of September? Now December.)

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さて。
11月になってからロロの舞台「父母姉僕弟君」を見に行きました。

ロードムービーさながら、最愛の妻を亡くした“僕”が彼女との思いでを探しに車を走らせる物語。

ふざけた話だった。

「私が死んだら、すぐ次の奥さん作ってね」という妻の遺言通り、無理やり乗り込んできたヒッチハイクの女に“結婚するなら乗せてやる”と迫り、あろうことかその女も“仕方ないな、まあいっか”と了承するところから旅は始まる。登場人物の突飛な名前(仙人掌、電源)も、突然の展開も、寒さ知らずのボケも。訳の分からない、ノリにも見えるやりとりと転調で話はぐんぐん進んでいって、うっすら形が見えて来たときに「実は結構、愛してたよ」なんて言葉にドキッとして。
過去、未来、現在。人は思い出とともに“いつ”“どこ”にいるのか、辿り着いた場所は必ずしも前に見えていたところなのか。分からなくても進み続けるしかない。進まなくたって記憶は勝手に過去のものになり、思い出になってしまう。

soundcloud.com

 ふざけた話だった。

だけど、愛とか葛藤とかロジックなんかを隠すにはふざけるのが一番いい。嫌味の無いおふざけこそ上品で、偉そうなお言葉の方がよほど下品で見るに堪えない。
"いつもなにか、ステキなことが、あなたを待つよ"と終わる。なんて素敵で、なんと無責任でふざけた物語なんだろう。

オー・シャンゼリゼ~ベスト・オブ・ダニエル・ヴィダル

オー・シャンゼリゼ~ベスト・オブ・ダニエル・ヴィダル

 

 
自分はどこかに向かっているのか。誰と一緒にいるのか、誰かに会いに行っているのか。全く分からないまま、ぐるぐるぐるぐる回り続ける。少し不安にもなるけどもうそれはしょうがないじゃん。
そう思いました。
そうやっていたって、また夏は当たり前にやってくるんだし。

来年の夏もまたどこかに出かけるんですかね、楽しみです。

免許こそ春になる前にとったけど、予想通り一切運転はしないまま
暦の上ではディセンバ〜
漂う気分はロンリ〜 歩き疲れて膝が笑うわ~

 

暦の上ではディセンバー

 

 ってか。あほらしい。
はいはい、メリクリメリクリ!

斯々然々(12/13〜14)

「A子さんの恋人」の続きが読みたくて仕方ないけど、池袋のジュンク堂には二巻までしか置いてなかった。

 3,4巻を買いに行こうかなあ。
寒いなあ、マフラー無いの寒いなあ。

 

***

 

喫茶伯剌西爾
神保町で買えない新刊コミックスなんてないのだ。本当は昼にラドリオでちょっと辛いナポリタンを食べたかったんだけど満席だった。最近ラドリオも入れる確率が五分くらいになっているのが悲しい。
ガテマラが運ばれて来た。
伯剌西爾のメニューには、種類ごとの苦い、酸っぱいの度合いが表記してあってどれにしようか考えるのが楽しい。前回頼んだ神田ブレンドは完璧で、メニューの「濃くて苦くて甘い」の言葉通りだった。苦くて甘いコーヒーが一番おいしい。りんご音楽祭から帰る日に入った松本市内の喫茶店アベもおいしかった。レシートの裏の「悪魔のように黒く、天使のように優しく、恋のように甘い。珈琲のひとときを」という文句は少しクサいけど、そういうことなんだろう。なんでもいい。店が暖かい。

***

 

もう師走に入っている。最近は24時間営業を廃止するチェーン店が増えているらしいが、ここの生活に慣れきった自分には、街自体がひっそりと停止するような年末年始になじみがない。きっとここ神保町はそういう街だ。ラドリオもさぼうるも再来週には休業しているだろうし、古本街もそうだろう。
ラドリオのトイレに貼ってある、“ラドリオ瓦版”という月一更新の壁新聞に、最近この街にドン・キホーテができたことが書いてあった。「老舗の書店、喫茶が並ぶ神保町の大型ドラッグストアに皆さんは異物感を感じるかもしれないけど、自分たちのような飲食店を経営している立場からすると、急に何かが必要となった時に買いに行ける何でも屋さんは重宝するからありがたいのだ」と。目にうるさい広告や、派手な装いも無効化される人混みを避けてここに来る。温かさが隠れているような路地や裏道が魅力のこの街にも、充分な供給源は必要なのかと気づく。人の温度や文化が根付く場所が、利便性と効率性に食い荒らされなければそれでいい。何事もバランスだ。
やらなくてはいけないこと、やりたくないこと、やりたいことからさえ。とにかく遠ざかりたいときに自分は神保町に来るけど、池袋、新宿、渋谷にもよく行く。五感にうるさい都市感も、逃げ込むにはまた適しているのだ。自分が何を抱えていようが、そんなもの何でもない、自分自身が何者でもないと刷り込まれる程の人の数。木の葉が隠れるなら、やっぱり森なのか。
ただ最近は、森のスキマ部分すらものすごい速さで排除されていくのが辛い。高校の頃によく友達と溜まった宮下公園も今は工事用の白いパネルに囲まれている。二階堂ふみコムアイがワンカットで渋谷を走るあの作品がもしかしたら渋谷の異物感を映した最後の映像かもしれない。
2020年をめどに始まった渋谷の再開発も半分が経過した。工事用のライトが光る建設中の高層建築ビルに見下ろされるこの街と人は、いつか停止する日が来るのだろうか。

 

2020に向けて動いているのだろうが、別に最先端がいいものだとは思わない。
というよりも、全く新しいものなどここ最近生まれていないんじゃないか。iPhoneだって従来の技術を一つの端末に組み込んだことがすごいわけで、今の時代は広い選択肢の中から何と何を組み合わせるかというセンスと技術が新しい感覚として評価されているだけだ。
カルチャーとやらもきっと、今までの歴史を踏まえたうえで何を作るか、という過程が重視されているんじゃないか。

一昨日ライブを見に行った帰りに高校の同期と久しぶりに話した。
音楽に傾倒しているわけではなかったけど、PUNPEEの新譜は聴いていた。今年一番の衝撃はやっぱりあれか。去年の宇多田ヒカルのPhantomみたいなものか。宇多田と言えば最近、小沢健二と一緒にAppleMusicで配信が開始された。小沢健二も、満島ひかりとの共演、峯田とのゲリラライブと話題に事欠かなかった。

「いったい今は西暦何年なんだ」みたいな投稿をTwitterでよく見る年だったけど、同じ新木場のライブハウスで今月はSuchmos、来月はコーネリアス、という具合でバイトした自分にとって今は普通に2017年だし、服が好きな大学の友人はsupreme×アキラのパーカーを来ている。彼はアキラを読んだことはあるのだろうか。引っ越し祝いにアキラ全巻を送った友人はラッパーになった。新しいものを作ることより、新しい感覚を共有する存在が評価される世の中になっていくなら、そいつは嘘をつかないやつだからきっと何かしらの中心になるんじゃないかと思っている。

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再開発とは別の流れなのかもしれないけど、渋谷のパルコも再建築中だ。
当時はまだなにもなかった渋谷にできた百貨店は、文化の中心として大きな役割を担った。劇場公演や展示会も充実させて、時代の流行の発信源だった。「綺麗になりたい、いいものを手に入れたいというお客様には是非、その入り口をご自身の手で開いてもらおうと、パルコの扉は自動扉にしなかったんです。」とお偉い方さんがインタビューで喋っているのを見た。パルコのあの白い建物は、坂の上にあるシンデレラ城として、お姫様になりたい女性のお帰りをいつも待っていたということらしい。なんとロマンチックな話か。
鵜呑みにするには怪しいが、百貨店はそういうものだ。
江戸時代の呉服屋がその形態を変えていったもの(三越高島屋伊勢丹など)と、鉄道会社が駅ビルを充実させるものとして作ったもの(東急など)とで成り立ちは違うのだが、呉服屋から派生した百貨店は、武士を相手に商売していた頃からの流れが今なお残っている。「高品質なものを定価で、お客様の生活を豊かにするものを販売する」この姿勢で信頼を勝ち取って生き残ってきた。関東大震災や昭和恐慌を経て、当初のブルジョワ専用の高級商店から大衆化を図り、人々の生活に根を下ろすことでやがて、百貨店は都市発展に直結する存在となる。品質とサービスを保ち続けたからこそ、利便性、効率性に飲まれていないのだ。

 

百貨店とは

百貨店とは

 

 


椎名林檎&トータス松本、デュエットで銀座を歌う  「GINZA SIX」スペシャルムービー「メインストリート」篇

 

昨日「百貨店の環境対応について」というレポートを書いたのだ。
文化の発信源、都市生活の中心存在として百貨店を考えたら面白いと思ったから、ちゃんと調べようと意気込んで本も買った。だけど結局提出した2000字のレポートは、パソコンを開いてから一時間半、まともに推敲もしていない文章だった。
その日、いつもの喫茶店で馴染みのメンツが集まっているからと、図書館に向かうがてらいったんそこに寄ったところまではよかった。そのなかの一人がこれから行くライブに自分もついていく、という誘いを了承したことが間違いだったようだ。開演に間に合わせる電車ギリギリまでの一時間半、メモした言葉と文章をひたすら写し、結局いつも通りの急ごしらえすぎる原稿を出して渋谷に向かった。

この時はまだマフラーを首に巻いていた。

 

そして渋谷。パルコ再建中の工事フェンスにはアキラのイラストが並んでいた。
それを横目に坂道を急いだ。寒かった。
五感にうるさい都市感も、
それぞれがそれぞれの理由で逃げ込んできた大量の人間も、
街路樹に巻きつけられた青い電飾も、とにかく寒かった。

冷凍都市は冬だった。帰り道、マフラーはなかった。

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***

 

二杯目、神田ブレンドが運ばれてくる。
昨日書いたレポートよりも時間をかけてなにをやっているんだろう。
せっかく買った「A子さんの恋人」を目の前に置きっぱなしにして。

まあでも。外は寒いし、マフラーはA子さんに貸してるし、もう少し居座ってやろう。

「テレビっ子」ってもう死語だよな。

最近テレビ見てますか!
好きなユーチューバーいますか!
ドキュメンタル面白いですよね!

先輩お笑い好きですもんね!最近テレビつまらないんですか先輩!え、「テレビについてだったら俺結構うるさいよ?」ですか先輩!
さっすが先輩、そこらのバカとはちげえや!!!

 


うるせえ!!!!!

 

カンニング竹山かお前は。
これより先、テレビが〜、アベマが〜、好きな音楽が〜、フクシマが〜
なんて語りはじめようもんなら、お前のことはカンニング竹山として扱います。
そういうのはたまむすびで年配の方々に喋っててください。スタジオでウンコでもしててください。

 


さて。
こんにちは、カンニング竹山と申します。

テレビが好きなんです。つまんないんですけど、でもやっぱり好きなんです。

「最近テレビつまんないよね」
みたいな話ってすげえ同世代あたりが喋ってるんですよ。なに?就活がお前をそうしてるの?ねえ先輩?


つまんねえ、といってしまえるほどお前はテレビ見てねえと思う、俺は。
なのになんでそんなことが言えるのか。
いや、俺もヒルナンデスとかスカッとジャパンとかモニタリングとか死ねって思いながら見てます。
テレビつまんねえ理由。2つ絞り出しました。

その1。
そもそも僕たちが見る設定の番組が少ない。
今この国で一番テレビ見てるのは高齢者です。ジジババはスマホでユーチューブなんて見ないんで、テレビつけっぱ垂れ流しを唯一昔と変わらず続けてる。
単純にIQの低い笑い、過剰なテロップ、説明ナレーションで溢れた番組が増えましたね。お年寄りは5分以上あるネタはもう途中で設定わかんなくなっちゃうんでしょうね。漫才の台詞全てに字幕がついてる番組を見たときは本当にびっくりしたなあ。健康とか世界と日本の比較とか短歌生け花とか、顕著。

その2
僕らの目が肥えた。
お笑いのお決まりのパターン、天丼と呼ばれるやつ、丁寧なフリとか、もう知ってるでしょ、それで腹抱えて笑えないでしょう。仕組みを視聴者が理解し過ぎたと思うんです、というか演者が説明し過ぎたんです。でもやっぱりお決まりのやつってよくできてるんで、クオリティ2個くらい落として嵐とかつるの剛士とかがやってもそこそこ面白いことやってる風に見えるんですよ。面白くないんですけど。ハライチ岩井が言う「お笑い風」ってやつです。平たくこれは誰のせいって言ったら俺は中居のせいだと思うんだけど。まあそれはいいや。

つまり、
新鮮に面白い、と思える新しいものが減ったんです。演者ももう何年、何十年見続けてる人たちだから、何をやるか大概想像がつきますよね。
新しい人たちも、そういう先輩の番組で最初からレールに嵌められてしまうから結局新鮮な印象にはならないです。
ニャンコスターがアメトーークで宮迫にどう弄られるか。川瀬名人が行列で東野にどう弄られるか、容易に想像できますね。
もうね、飽きたんです。今の感じに。


そしてさらにそれを加速させたのが、、
そうです。スマホですね、ユーチューブですね、アベマですね、ネットフリックスですね。
正解。先輩、うずうずしないで、物事には順序ってもんがあるから。

確かに「テレビつまんねえ」と言ってしまえるのはわかるけど、面白い番組はまだありますよ。
ただ、面白い番組のためにテレビの前で待機するより、好きなときにスマホで面白そうなものを見るほうが楽じゃないですか。
テレビ番組すらスマホで見れる今、見る側が何を見るかをフラットに天秤にかけられるようになったんです。
ナイナイもジュニアもさんまも松本もヒカルもはじめしゃちょーも、全部等しくスマホで見る動画の選択肢の1つになっていて、評価の尺度は「面白さ」と「好感」のみ。

テレビ番組が絶対的な王道じゃなくなってしばらく経ちました。


テレビ番組にもゴールデン帯と深夜帯とあって、ゴールデンのクイズより深夜のお笑いの方が好き。っていうのはとうの昔からあった流れだと思います。ただそういう深夜のニッチ向け番組って、そもそもゴールデンに対するカウンターだったと思うんです。時間帯によって視聴者も変わるから、本当はみんなが好きになれるものを作りたいけど、好きな人は好きって番組もいいじゃん、みたいな。
それが今は全部等しく選択肢の1つになったから、カウンターとしての役割がなくなったんです。ゴールデンのテレビ番組が絶対的なものじゃないから。
だから最初から「面白さ」「好感」に特化した番組が増えてきたんじゃないでしょうか。

 

 

さて、
じゃあテレビ番組が強かったときは何が強かったのか。僕は「テレビスター」の存在だと思います。

さんま、たけし、タモリダウンタウンとんねるずウンナン、ナイナイ、SMAP とかですかね。(おっさんばっかだな)

 


テレビスターって上記した2つの尺度だけじゃはかれないと思うんです。
それが「華」です。


例えばナイナイ。
ナインティナイン、好きですか?

めちゃイケぐるナイナイナイアンサー、つまらないですよね。でも、元旦のヒットパレード、ザマンザイ、エンゲイグランプリとか、でかいネタ番組の司会って必ずナイナイですよね。
ナイナイのネタって見たことあります?漫才知ってます?なんでこいつらが偉そうに司会やってんだよ、って思ったことありません?


「面白さ」で考えたらそんなですよ。
でも、画面に二人を抜いておけば、画が持つんです。
舞台と照明だけで、何か面白いことをやってくれ、喋ってくれ、と言われたら多分千原ジュニアの方が面白い。
でも、ジュニアはただ面白いだけで、テレビを通してそれを見るとなると、圧倒的にナイナイの方が収まりがいい。
優秀なお笑い芸人としてのスキルももちろんですけど、それよりも画面越しの華の強さ。これです。
長年真面目に積み重ねてきた結果、彼らはスターになってるんです。
というかこれは、そんな疑問に思うほどのことでもなかったんです、今まで。
たださっきも言った通り、番組が全て均一な選択肢になると、視聴者はなにか突出したものがないと評価できなくなったんです。
そしてお笑いが芸人専用の技術でなくなった今、面白を前面に出さない芸人がイマイチ評価されなくなってきたんです。

 


テレビは規制がすごいなら、ネットで面白いことやればいいじゃん?ですか、先輩。なるほど、そうですか。

テレビスターって司会者のイメージが強いですけど、それぞれ得意な分野ジャンルがあると思うんです。
松本人志は「面白」を追求する前提のもと、テレビを使って企画を作り続けてきたプレイヤーとしての役割が大きかったから、テレビ以外の場にも進出できますよね。
SMAP もそう。アイドルは個人の魅力が資本だから、彼らに徹底的に焦点を当てれば成功することがこの前証明されたと思います。
逆にとんねるず、ナイナイは、それぞれの冠番組で、テレビだからできる規模の企画でのしあがってきました。とんねるずにひな壇の司会はできないですよね多分。
さんま、紳助(あと中居)はある時点から司会者としてトーク一本でやってきたから、この先も「タレントをいじる」というお笑いの需要がある限りはトップのままでしょう。

 

それに対して
今田、東野、ジュニア、ロンブー、さまーず、バナナ、おぎや、フット、オードリー、、
いくらでもいる、いつまでたっても中堅の彼らはこの先どうなるか。
今後テレビ番組は視聴率に特化する番組を作ります。アベマはニッチ向けの自由な番組を作ります。求められたことをきっちりこなす超優秀な芸人である彼らはそのどちらでも活躍するでしょう。

でも、求める側が作るそんな番組できっちり仕事をしても、それだけ。タレントとして売れるし出続けられるけど、彼ら自体に華が出てくるのか、テレビスターになれるのか。
正直無理じゃないかしら。

 

あとはマツコ、坂上忍、こじるり、みとちゃんとか。最強タレントとでもいいましょうか。もうぶっちゃけバラエティって芸人だろうがタレントだろうが関係ないんですけど。(村上だろうが有吉だろうが関係ないだろ。)第三のビールみたいなもんです。あれで満足できるなら一生あれ飲み続けられるでしょ。今回僕が言いたい「テレビで何かやってくれそうは人たち」からはそもそも除外してます。興味ない。

 

つまりね先輩。先輩が欲しがってるスマホの中の「面白」の充実は、この先叶いますよ。でも僕はね、みんなが当たり前に興奮するテレビ番組をそれでも信じたいんですよ。言ってもみんなテレビ見るときは見るんですよ。スポーツとか音楽って未だに視聴率高いでしょ?

 

いいとものグランドフィナーレでのあの興奮をまた見せてくれる圧倒的な個性になり得そうな芸人さんが、そしてそれで勝負をかけてくれるスタッフが、またいつか出てきてくれることを願ってるんです。

それを前提に僕は話したんです今日は。」

 

 

って竹山が言ってた。
あざっした。


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めちゃイケ終了とホンネてれびの成功から見る番組の面白さについて、みたいなことを書きたかったんですけど。
自分の中の前提を先に知ってもらいたかった結果長ったらしくなったのでここらでやめます。

新しく楽しいことばかりで笑っていられたらほんといいよね。