Laundry Land

いよいよ就活生。

Avengers: Great Holiday

Yeah my life is shit.

Mr. Feather

Mr. Feather


どのバンドが復活しようが、どのメンバーが抜けようが、どこの国境が跨がれようが、誰が何にタックルしようが。
自分のクソみたいな毎日は相変わらずで、風邪は治らない。
Hey Mr.feather, do you think you really fly?
Mr. Avenger, he is strong enough to trust you
Mr. TABOO, you are not like anyone.
ブラーブラーブラー。
エルレが帰ってくる、あの新木場コーストに行ってきたぜ。

***

あの日、それは待ちに待った当日で、休みの日なのにきっちり起きて、シャワーを浴びて家を出た。足取りは軽く、天気はよくて、土砂降りだった。
新木場、いや、六本木だったか曖昧に向かう。
降りた駅で350mlの缶ビールを飲んだ様な気もするし、成城石井で380円のキャラメルポップコーンを買った様な気もする。
大した問題じゃない。その時もう興奮していた。待ちに待った当日。
チケットをもぎられ、座席に座り、バーカウンターへ走ってからフロアに降りた。
毎度お馴染み、画面全体に出てくる"MARVEL STUDIOS"のロゴが、今回は"MARVEL STUD10S"だった。このプロジェクトが立ち上がってちょうど10年。節目であるレーベル設立から5年目の記念だもの。"GREAT HOLIDAY"の文字には、やっぱり体が熱くなる。
物語が唐突に始まり、あっという間に終わるというのは昔から決まってる。SNSの発達で、実況だなんだができるようになった今でさえ感情が展開に追いつくことはない。次々とスクリーンに現れる主役たち、ステージに現れるミュージシャン。集結、共闘、脱退、復活。まざまざと展開される光から目を離す隙はない。
終わった時に何を思ったか。言葉なのかイメージなのか。言葉でイメージを想起させるのか、イメージから言葉を紡ぐのか。
どちらにしろ偽物だ。
エンドロール後に充満する溜息と、終演後の鳴り止まない歓声が、その日与える側と与えられる側を1つにする。
そうはいってもしかし。
SPANK HAPPYの艶やかさ、市川愛の軽やかさ、サノスの涙、キャップのシルエット、ぺぺの中心でサックスを構える菊地成孔、ナノテクを駆使するトニースターク、オーニソロジーとピーターパーカー、女ヒーローズ対女ヴィラン、DC/PRG
最後の最後。MIRROR BALLSにOMSBがラップを乗せる横で、両手を挙げたフロアに菊地成孔が放った譜面の紙飛行機。
インフィニティーストーンの輝きか、それともミラーボールに照らされたフロアか。


そんな週末が、ありました。

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興奮で多少混ざりましたが、

『Avengers: Infinity War』と
『TABOO LABEL Presents GREAT HOLIDAY』

自分にとってのヒーロー達が集結した二日間について。
けものの伊勢丹中心世界を聴いているたった今は5/12の夜。GREAT HOLIDAYは明日。未来の話。
音楽を言葉にするのは偉大なるBOSS The NKにお任せして。映画を言葉にするのは偉大なるライムスター宇多丸にお任せして。
駄文長文なんでもござれの活字馬鹿。卓に置かれた味覇の成分表、読み終わってもまだラーメン来ねえよこの野郎。そんなどうしようもない時間にでも、読んでください。


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前置きで果てました。
下書きは溜まるばかり。今更アベンジャーズマーベル・シネマティック・ユニバース攻略のハウトゥを書いたところでもうきっと遅いでしょう。エリカ・バドゥのアルバムでも聴いて下さい。


1つだけ言うならば、インフィニティ・ウォーはあくまで前編。2019年5月公開の後編まで時間はあります。そこで完結するこの10年間のシリーズ、まだ間に合います。追いかけてみては。

ちなみに、菊地成孔はスナップがうまい。

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爆笑問題田中

結婚式スピーチの定番「3つの袋」ってあるじゃないですか。
夫婦円満のために大事な袋が3つあります。まず玉袋、次に筋太郎、最後に小袋成彬。みたいなやつ。

似たようなので、「大学生が充実させられるのは4つのうちの2つ」ってのもあるじゃないですか。学業、サークル、バイト、恋愛
あなたはどの2つ取りますか?みたいな。

たくさんの選択肢があるけど、両立できるのはせいぜい2つ。要するに、やりたいことの半分。青春は半分。半分は、青い。それ以上になると疎かになるものが出てきて、単位を落とすか、幽霊部員になるか、金欠になるか、恋人に愛想を尽かされる。

自分の場合、なんででしょう。全部なくなんじゃねえかって予感がビンビンでやばい。確実に全部やろうとしてる。そして全部落っことしかけてる。こぼれる、あふれる。いずれにせよ溢れる。
しかも、あろうことかこの「大学生活4ヶ条」には、趣味、お酒、健康、ユーチューブが含まれてない。半分、抜けてる。

新しくバイトを始めて、しんどい。やめたい。
研修期間がっつり入れられて中間勉強する暇がない。
サークル行けてない。
彼女会えてない。
ライブ行けてない。
お酒飲めてない。
喉風邪が治っていないから。
帰宅してユーチューブ見る元気もない。
タバコも美味しく吸えない。でも吸っちゃう。喉風邪が治らない。
テンション上がらない。サークル行きたくない。でもバイト。辞めたい。ライブ行きたい。金ない。

金と健康と時間とGPAがない!!!!!

どう見積もっても足りない!!!!

雨降ってきた!過酷!ずぶ濡れ!ボロボロ!

羅って生がない門!!!

 


バイトして中間受けて、タイコクラブ行って次の日中間だって。タイコ?お前どっから湧いた!?

頭がいっぱいいっぱいでやばい。

書いて整理する暇もない。
書きたいことが山ほどある。

とりあえず小袋成彬と言いたい。

訳がわからない。

半分?いや、全く青くない!
半分どころか全部ない!
半分、玉袋?
爆笑問題田中か!!

 

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負け犬、Xの悪い帰り道。

もしもし?
どうしたの?どうしたのってお前、何だその気の抜けた感じは。お前わかってんのか?いいやわかってないね。お前は全然わかってない。ダメ。ダメダメだよ。
いいか?お前はこの2〜3ヶ月の間で面白かったこと、ためになったこと、頑張ったこと。あるか?俺に説明できるか?この数ヶ月を踏まえて次の数ヶ月はこうしようってするために振り返る時間を作ったか?パッと出てくるか?こういう2〜3ヶ月にしようって目標を立てて過ごしたことはあるか?
ないだろう。
お前この野郎、情けねえ。一年あっという間だよなんて言ってるのはなあ、目標も立てず振り返りもせずダラダラダラダラ時間だけ使ってどうしようもねえ毎日送ってるしょうもねえやつなんだよ!タモリかてめえは馬鹿野郎!いいか?一年を、3ヶ月で割ったら4つになるだろう。3ヶ月ごとに目標を立ててだな、3ヶ月経ったら振り返るんだよ。そんで、頑張ったこととか、よかったこととか、ベスト3を書き残しておいて、それを4回繰り返して改めて1年間振替んだよ。1年始まる前に掲げた目標が、達成できたのかどうか、どんな1年になったのか、振り返れよ!期間に見出しをつけるんだよ!それを繰り返せよ!!!!
どうせ就活になったら「お前が学生時代に力入れたことは」なんて聞かれんだから、ちゃんと目標→結果のルーティーンを作っておけよ!何呑気に春休み迎えようとしてんだ馬鹿野郎!!
お前ら学生はすぐ「〇〇休みは何したの」なんて聞かれたら旅行したって言うだろ。それ、別に行っただけだからな。ただ観光しただけだから、しょうもない。チケット買えば誰だって行けんだよ。それをお前さぞ何か成し遂げたみてえなツラしやがって。馬鹿野郎。
そう言うことじゃねんだよ、時間をどう使うのか、真剣に考えろよ。それができんのは学生のうちだけだからな。いいか、分かったな?じゃあ、これから春休み始まるわけだけども。ちゃんと何か目標立てろよ?春休み終わったらまた聞くからな、熱海行きましたとか喋ったらブチ殺すからな、いいな、無駄にすんなよこの野郎!
じゃ、、

あ?

俺?俺が春休み何するか?目標?
んなもん、もちろん決めてるよ、
俺は、春休み中に『X-MEN』全部見んだよ。
こういうことだよ。じゃあな!!」

 

 

 

こんばんは。アポカリプスを泣く泣く返却してきたところです。許してください、まだ見終わってないんです。今TSUTAYAからの帰り道。一週間を省みてますが、最大の敵はyoutubeでした。準新作340円をふいにした気分は?というか春休み終わったけど、まだサムライとローガンと合わせてあと3作もあるけど?
ああ、うるせえ、情けねえ、バツが悪い、というか案外多いX-MENシリーズが悪い。ほっといてくれ帰る。おやすみなさい。

斯々然々(4/29〜5/4)

帰省しました。

「アイスコーヒーを氷なしで注文したら、まったく冷えてないぬるいコーヒーが出てきた」とぼやくばあちゃんに、
「仕方ないんだよ、ちゃんとした喫茶店のアイスコーヒーは、一杯ずつ煎れたものを氷で冷やしたものだから、作り置きのものだったりパックのものだったりとは、違うんだよ。」
なんて、大自然の里ばりに優しくなだめる。相方の白井は婆ちゃん家の隣駅に住んでいるらしい。新宿まで50分かかるところに越してきた芸人。里はスピードワゴン小沢メンバーと住んでる。

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ちゃんとした喫茶店のアイスコーヒーを飲んでいる。神保町壹眞珈琲店。
喫茶店が好きなのかタバコを吸える場所が好きなのか。
早稲田大学文学部を受験した時、自由英作文のテーマが「あなたは禁煙に賛成か反対か」みたいな内容だった。しめたと思って "I strongly disagree because..." なんて力強く書き始めたその学部には落ちた。あれから二年、タバコを吸おうと一緒に喫茶店に逃げ込む友人のほとんどは文学部だったりする。

来週、神保町の喫茶店へバイトの面接に行く。やっとバイトに応募した。
今まで2年続けてきたイベントスタッフのバイトからそろそろ足を洗おうと思ってからしばらく経ち、最近ようやく重い腰を上げてバイトアプリを大量にダウンロードした。


ただ厳密にいうと、その日腰は全く動かなかった。

 

ぎっくり腰になりました。(1年半ぶり二回目)

 

Zeppの柵は重い!
現場に10時に入って、柵抜き椅子入れ業務が始まって10時半。欧米で魔女の一撃とも言われるらしい、激痛。
一昨年前にそれを喰らったのがZepp Tokyoの同じく柵抜き。今回はZepp Diver。相性が最悪すぎる。何回ここで働いたと思ってんだこの野郎。。
GWが始まったばかりのお台場、たくさんの人がいる明るい広場。陽光に照らされたユニコーンガンダムに見送られて帰宅しました。
帰りの電車、天王洲アイル駅かまいたち山内が引っ越してきた街、新宿まで50分。何考えてんだ。相方の濱家の雰囲気は、芸人の中で一番好きだ。

GW地獄の4連勤6日間バイトの予定が、2連勤目の開始30分で終わった。
そこから丸二日、映画・ドラマ・ユーチューブにかじりついていた。本気でNetflixに登録しようか悩んだ。
金属バットが相変わらず面白い。


 

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歩けるようになって帰省したその日の帰り、西武線高田馬場まで戻ったとき、紅太陽で文学部の喫煙仲間が飲んでいたから顔を出した。そいつらが小沢健二のライブ帰りなのは知っていたし、本来なら自分もバイト期間最終日で入るご褒美現場だった。アルペジオを二回やったと嬉しそうに話してくるから無理矢理インフィニティー・ウォーの話に変えた。

f:id:ray887:20180504192149j:image(数年前に拾ったイラスト二次利用なんですけど、どなたのか分からない、、使わないほうがいいのかしら。。)

カルチャーが好きだ。
そんな奴ばかりに囲まれた楽しい毎日の中、よく会うそいつが好きだという宇野維正が自分は嫌いで、生産者と消費者と批評家のバランスについて、みたいな野暮ったい話をしたくなった。ただ、MCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)について喋り続けた結果、時間が残らなかった。マーベルは最強。
紅太陽って家族経営なんですね。終電まで粘った最後のレモンサワー、スマホゲームに夢中の母親に代わって小学生の男の子が作って持ってきてくれた。隣の宅では業者が天井にペンキを塗っていた。すみません。聞きそびれたわあ、と思いながら山手線に乗って帰る。

燃え殻「しかしこんなこと大槻さんに伺うのは大変おそれ多いんですけど、サブカルって何なんですかね」
大槻「それは、うーん......宮沢章夫さんに聞いてください笑」
燃え殻「サブカルって一回滅びたじゃないですか」
大槻「そんな応仁の乱みたいな言い方しないでよ。まあでも、学校教育から落ちこぼれた人間が、プライドを保つために自分を別のベクトルで教育するんですよね。そうしたカウンターカルチャーサブカルチャーを修める訳です。ちっぽけなプライドじゃないですかね」
(https://t.co/nYlWcJ5nvRより)

プライドを保つためにカルチャーで自分を再教育する。という大槻ケンヂの言葉は自分の中で格言めいたところにある。
サブカルチャーと、問うならば!(問うならば!) このコールアンドレスポンスと共に。
そういえば、筋少の現場も何回かバイトで入った。

芸術・文化における批評家という立場はとても大事なものだ。ものだった。と言い直したのはTOKIOの長瀬だったか。
今は批評なのか感想なのか、すり替えた自分語りなのか。色々なクオリティのものが色々な媒体に転がってる。生産者と消費者よりもそいつらの方がずっと多い。
自分はずっと食べる側でいいと決めている。だから、美味しいものを食べたいし、美味しいと教えてくれる信頼できる人が欲しい。

 

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ヒコさんのはてなブログ(http://hiko1985.hatenablog.com/)の更新が止まってしばらく経つ。この春に異動してから時間がないらしい、というのはツイッターで知った。
ポップカルチャーへの愛と批評が多分に詰まったブログ、せっかくだからと7年分を少しずつ読み進めている。
ヒコさんが果たして批評家なのかは知らない。ただ、この人のウィットに富んだ文章、点と点をつなげるカルチャーへの視点はずば抜けている。
改めて自分が何かを批評できるわけがないと思う。

EMC「100%未来(feat.三浦直之)」についてのエントリーはため息しか出ない。シェルターの階段を耳すまのあのシーンに例えるユーモア。なんて素晴らしいんだ。

『青春ゾンビ』というブログに針を落としてみたならば、「100%未来」が鳴り出すんじゃないかな、とすら思えます。

ポップカルチャーへの愛を叫ぶ。
そんな素晴らしい気概を前にして、自分には何があるんだろう。

改めて、なんの足しになるわけでもない自分のブログを読み直す。
「誰かに見られたいわけじゃないけど、メモがわりに、、」なんて言い訳から始まるような、腐る程ある学生ブログなんかよりも恥もへったくれもなかった。
オススメの記事、ブログがあれば教えてください。

君がいると朝が楽しい
君がいると昼が楽しい
君がいると夜が楽しい

そんなあの子が風邪をひいて暇になったこの時間。この文章を書き始めて1時間半。
氷が溶けて薄まったコーヒーはまだ美味しいし、靴紐ほどけてうずくまった通りはまだ涼しい。本当は横浜中華街に行くつもりだったんだ。

 

 

 

 

斯々然々(4/23〜4/28)

4/26 曇り、晴れ

宇多丸の新番組についてのインタビューで本人が話してたけど、夕方からの放送ということで天気の話が増えるだろう、と。
春は短いから、当然天気の話になるでしょう。季節が変わっていくのは早いから。
夜の空は濃い青で、道は濃い緑の匂いがして。
夜空はいつでも最高密度の青色だ、と最果タヒは書きましたけど、あの映画は湿度がありました。まだ東京は乾いてるけど、夜空はもう青い。あの季節もきっと、もうすぐ。
今になって思い出すから見直す時期なのかしら。ちょうど一年くらい経つかな。
そんなこんな思いながら、最後の新歓に向かいました。

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4/24 晴れ
夜になるとぼんやり黄色に発光する大隈講堂の時計も、昼間はその不気味さが息を潜める。

空が眩しい。

新歓期間。追われている感覚がまだ抜けない。これくらいで疲れるのは情けない。春は阿呆が活気付く季節、もうこっちのもんだぞ、と噛みしめる。

踏みしめる。
足元には新歓の被害者が寝そべっている。
大隈講堂が見える位置に転がったままのバキバキの折りたたみ傘。それが、新歓期の遺物だと知ってるのは自分だけだ。
あの日、酔っ払いの集団は別の酔っ払っいの集団に絡まれた。結局乾杯で打ち解けた集団の端の方で、酔っ払った同期が相手方から奪い取ったその傘を無言で踏み潰しているのを、俺は眺めていた。酔っ払いの目は、怖かったよな。

済んだ話だ。
3限はゼミがあるんだ。じゃあな。

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4/23 曇り時々雨
疲弊、と言っては新入生に失礼かもしれないけど、疲れ果てるには充分のスケジュールだったのは確かで。でも、それが過ぎ去った後に何をすればいいのかは、もう分かっている。

「補わなければ。」
口から漏れてしまった。これはやばい、、と思ってジュンク堂に駆け込む。
曇った夕方がベストだ。

近藤聡乃さんの新刊。

 

ニューヨークで考え中(2)

ニューヨークで考え中(2)

 

 

見開き1ページの短編日常コラム集。
見開きにしやすいような本の作りが上品でいい。出版されたばかりだったから、サイン本を手に入れられた。
ノンフィクションならではの些細な気づき、発見、感動。感動?
いやそんなのなくていい。人の身の回りの話は、実はそれだけで心の深くに残りやすい。
「A子さんの恋人」に出会って以来のファンなんですけど、その最大の魅力である巧みな構造や展開が、たった見開き1ページに凝縮されている。ハッとする面白さに笑えるし、ちょっとした言葉に深く頷いたりする。

ページをめくる度にだんだん、ほぐれてくる。
先週見に行ったceroのライブが凄かったのを思い出す。8人体制の厚みで繰り出す代表曲の多幸感もだけど、新アルバムからもほとんど演ってくれた。自分の趣味の方にグッと近づいてきた感じがして、発売がとにかく楽しみだ。"都市とジャングルの間の音楽"というイメージで、そうなってくると野音がぴったりの舞台に思える。今年も開催してほしい、今年こそ行きたい。

一方、今日は国際フォーラムで小沢健二が36人編成のライブをしている。
小沢健二がいるアメリカも、近藤聡乃さんがいるアメリカも、同じなのだ。それだけで安心する。決して煌びやかな毎日じゃなくていいと心から思う。
ステージで、いやダンスフロアの、鮮やかな予想外の"ひかり"は眩しすぎると思った。
今日はこれでいい。じっとりしたベローチェが一番いい。


自分も池袋で考えてみる。
最近心がざわっとすることが多い。セクハラとかパワハラとかいじめ自殺フェイクニュース、マイナスにまとめられたそれらの話題をよく見るようになったのが原因の一つかもしれない。
だけど、嫌な思いをした側がそれを表明できる"言葉"が新しく広まるのはいいことのはずだ。
今はただ、知らない言葉に世の中が反応しているだけで、欧米と比べて日本は〜、みたいなこともオマケみたいなもんで、要は言葉が浸透していく期間なだけとも思える。

だって、言葉自体に棘はないし、人の許容量が狭くなったわけでもない。過去にちゃんと受け入れられてきたものまで否定する必要はないはずだ。言葉の定義や使い方に関する単なる情報ばかり流れてくるから、心が窮屈になっていくんじゃないか。

コーチェラのビヨンセはすごかったじゃない。新しいものに昇華していたじゃない。
朝ドラを横目で見ていたら、高校教師が授業中に生徒が回し読みしてるメモを没収して読み上げるシーンだった。これにすら心がゾワっとするようになったら、それは。。
それは、惑わされすぎてるぞ、俺。
言葉をさっさと自分のものにして、いつも通り過ごせばいい。ただの言葉だ。新しい概念じゃない。落ち着け。

議論と野次馬根性の下衆な会話とは全く別だから。そんな上っ面に惑わされるほど若者は暇じゃねえだろう?いつも通り。壇蜜のブログでも読んで寝よう。投稿は毎日、週末は直筆の手紙をアップ。いいブログです「黒髪の白拍子

 

4/28 晴れ、曇り

新歓ウィークの後はスペシャルウィーク
赤江珠緒も戻ってきてTBS万歳、954様様リスナーの自分ですが。舐めてらんねえ1242。
オードリーのann、ゲスト千鳥ノブ・岡村隆史のann、ゲスト極楽とんぼ菅田将暉のann、ラジオドラマ「明るい夜に出かけて」・バナナマンのバナナムーゴールド、ラジオコント2・ハライチのターン、初回放送・菊地成孔の粋な夜電波、マユミとユウミの恋する夜電波
タイムフリーで全て聴き終え満足の朝。

ペンタゴン・ペーパーズを見たのも、「怪物が目覚める夜」を読んだのも随分前になってしまった。野音くるりを見たのも遠く感じる。

その代わり最近のことだと、年明けごろに買った青いボールペンが切れました。無くさず使い切ったのが嬉しい。最近はライターも大事にしていて、これも使い切れた。こういう日は何かいいことがある。

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噛み締め、踏みしめ、いきます。最後まで使い切ったペン、ライター。眺めるのは疲れ切った変態か。
だけど、見たい映画がたくさんある。画面から、濃い青や緑の匂いがする映画が見たい。見終わってそのまま、そんな空気に適当に靴つっかけて出かけたい。
前髪がさっぱりした代わりに、ぶっかけられたパーマ液で頭痛が酷いです。
春なのに、いや、春だから。
うだうだジリ貧状態どこまで行けるか分かりませんが。もしこのままだとしたら、夏が来た時は、そっと耳打ちしてください。

 

 

 

ご冗談新歓態勢

今日も終電ギリギリのところまで酒を飲み、倒れるようにふとんへ入る。翌朝7時に起きたら、タバコの煙でガシガシになった髪を洗って家を出る。午前中はとにかく水分が欲しいし、昼過ぎまで腹は下し気味。なんとか腹に物を入れたら、今日もコンパ。初めまして、こんにちは。どこに住んでるの学部はどこなの他に気になるサークルハアルノ、、、
ビールだチューハイだ終電だ。
終電と1限の板挟み。会いたい人たちにも会えない、行きたい場所にも行けない、そんな新歓期。今日もジョッキの前から身動きが取れない。明日は飲み放題らしい。

夜。一年生を見送ってなお、缶チューハイを握っている。四月と言ってもまだ夜は冷える。ぼんやりした頭に手のひらは冷たい。
「こんな風になるもんなんだなあ」
呟く以外ない。インターンだ、就活だ、きっとこのまま学生生活も終わる。五里霧中のまま御臨終だ。新歓コンパなんて三男三女の無い物ねだり。大学生活ああすべき、このサークルではこうすべき。5時に夢中!のマツコデラックスか。


はぁ。。どうしようもない。。。
あれ、気づいたら周りの奴らがいない。

高田馬場ロータリーの汚れた熱気に比べると静かなここは、大隈講堂がじっとり見下ろしている。

見上げれば、ぼんやりと発光した講堂の時計が見える。
最近はいつもそうだ。時計はいつもてっぺんの短針に長針が追いつく頃。繰り返し。同じ景色。終電で帰って7時に起きる。今夜もシャワーを浴びる元気は多分ない。
さっきまで一緒にいた同期は笑っていた。煙草臭いそいつも胡散臭い先輩のツラをしていた。自分が一年の時に見た三年生の顔と同じだ。鏡がなくてよかった、自分も相当アホなツラをしてる。


握ったものを飲み干して講堂に目をやると、ちょうど時計の針が重なる瞬間だった。
あと15分で終電。家に帰って5時間ちょっと寝たら、また明日が来る。

ゴーン、ゴーン、ゴーン。
ワセダに鐘が鳴り響く。おかしい、夜はならないはずだ、、、、、


時計の中の歯車がギュルギュル回転を始める。

 

日差しが差し込む講堂の入り口からスーツを着た自分が出てきた。キャンパスに足を踏み入れた途端、ピンク色の新歓ムードが取り囲む。大学に入ったら何をしよう、誰と出会うんだろう、期待に胸を膨らませる自分を、両側からチラシの山が襲う。サッカーに興味はないかい!映画を撮らないか!ファッションでワセダを変えないか!
そんな声がこだまするセンパイの川を潜り抜け、大隈重信を目指す。

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なかなか進めない、揉みくちゃにされる自分の目の前に現れたチラシを、、わけもわからず掴み取った!


「さて、新入生諸君。ご入学おめでとう。
こんな機会だから、なんて偉そうに喋りたがるのがありがた迷惑だなんて百も承知。
ただ、この大学ではこうすべき、早大生たるものああすべき、そんな我々の言葉に是非、耳を傾けたたまえ。
なぜなら人は人の上に人を作るからさ。天上は天下、唯我はこのまま独尊状態だ。
学問のすゝめったってあんなもんインチキだ。早稲田にあんなもの関係ありやしない。
キャンパスにも、財布の中にもいない福沢諭吉大先生の教えをありがたがるなんて笑止千万の千夜一夜ってもんだ!さあ酒を飲もう乾杯しよう!校歌を歌おうではないか!」


先輩の声を思い出す。時が経つのは早いものでもう三年生。
胡散臭い上に煙草臭い先輩のもとで2年間、私は早大生たるものどうすべきかをみっちり仕込まれた。この世の中は嘘ばかり。そう言い残した先輩はサークルを引退されたがどうやら卒業証書は貰ってやらないつもりらしい。

残された私は、先輩の偉大なワセダ魂を受け継ぎ、それをまた継承するであろう一年生たち相手に日夜コンパに勤しみ大声張り上げている。
今日も無事1日を終え、疲れ果てた私の目の前に大隈講堂がそびえ立つ。この時間の時計は私を圧倒するほどにでかく、発光した黄色が薄気味悪い。
明日もコンパ、明後日も。喉は枯れ、タバコも切れた。この缶を飲み干したら私の持ち物は無くなってしまう。私の魂の中に刻まれたものさえあれば大丈夫。そう言い聞かせつつも、もしかしたら全てがハッタリなのかもしれないと言う不安が喉の奥で引っかかる。
吐いてみても出てくるのはアルコールだけだった。。
「こんな風になるもんなんだなあ」

大隈講堂の時計の針が重なる。
頭上で鐘が鳴った。


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こんばんは、こんにちは。
おはよう、世の中。

ついに世の中を相手にし始めた星野源の歌が、今日も日本の朝を柔らかく迎えているけど、京都の街で花澤香菜を追っかけ回していたあの白い肌の大学生も、間違いなく星野源の声をしていた。

「あの子ならスケートボード蹴って表通り飛ばしてったよ、いい加減諦めな。お前にできることはこの杯を乾かすことだけ。杯を乾かす、乾杯ってのは常にそういうことだよ。」

道化師の声に背を向けて何を目指す?

夜は短い。
寝ていた方が短い。
あっという間に朝、明日も1限だ。

迎える側、迎えられる側
全てのサークル関係者へ。
行き着く先は
「こんな風になるもんなんだなあ」でしょう?
あなたの無事を祈ります。
僕たちは、どうだろう。

 

 

四畳半神話大系?何それ。

アルルカンのターン!

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ヴィジュアル系バンドのライブって行ったことあります?
同じ音楽といえどなかなかお目にかかることのないジャンルのライブじゃないですか、V系

イベントスタッフのバイトも2年が経ち、若手、ベテラン、歌い手、アイドル、来日、ライブハウス、ホールイベント、、、自分でチケットを買わないようなイベントにバイト現場として行った数が100は超えたと思います。

そんななか、V系
面白いですよ、バンギャ

V系の殿方は皆さんお化粧をされているから年齢不詳で、音楽性もあったりなかったり、演奏力もピンキリ。ジャズ、ポップス、ロック、ヘビメタ、EDM、彼らはなんでもやりますし、客はなんでも踊ります。"なんでもいい感"がアイドルよりやばい。それでいて、あの〇〇のボーカルと、あの〇〇のギターがバンドを組んだ!みたいなそういう繋がり、歴史なんかもあったり。
フロアじゃ、お嬢様と、元お嬢様の方々が、独自のマナーとルールに従って、体を動かし首を回す。両手を上げて右へ左へ移動したり、前列が柵にしがみついた上に後ろから飛びかかったり。
憧れの眼差しなのか快楽の目なのか、とにかくカラコンの奥の瞳が皆様輝いてらっしゃる。外国からのお客様もよくお見かけしますが、流れる血の種類なんか関係なく、"お座り"と言われれば腰を下ろし、"叫べ"と言われれば咆哮する。
春にV系のライブに入った時、フロアが一斉に髪を振り回して皆さんの長い髪から花粉が飛び散るのを見ました。照明に当てられてキラキラしてるなあなんて思ったのも束の間そこからくしゃみが止まらない。
シャンプーの匂いと花粉が充満する、異様な空間。


さて、そんなV系現場で最近知ったバンド、アルルカン
その日配るチラシの中にあった名前に目が止まったのは、ちょうどその頃読んでいた漫画に出てくるキャラクターの名前と同じだったからです。


からくりサーカス」と言う漫画なんですけど。1994年に一巻が発売されて、06年発売の46巻で完結という長い漫画です。

 

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(この先1分以内で読むことをオススメします)

あのね、
まず、この物語はタイトル通り、"からくり"と"サーカス"が出てくるんだけど、"からくり"と"サーカス"は別なの。
一見"からくり"で"サーカス"な話だと思うじゃん?だけど違うの、別なの。
からくりサーカス」には"からくり"の部分と"サーカス"の部分があってさ、そこは一見被ってるように見えんだけどさ、違うの、別なの。
だけど、1人だけ、その両方の部分に関わる奴が出てくるの。"からくり"と"サーカス"どっちもやるよ、って奴がいるの。そう。"からくり"であって"サーカス"である奴がいるの。
でも、そいつはどうやら主人公じゃないの。
そう、で、そいつは女なの。
すげえ綺麗な女の子なんだけど、そいつが「からくりサーカス」の"からくり"と"サーカス"を一手に引き受けてるの。そう、欲張ってんだよ。
でさ、その女の子の何が"からくり"かつ"サーカス"かっていうとさ、まずその女の子は、サーカスの人なの。サーカスの人っていうのはつまりサーカスの、、人なの。あの、出てるの。サーカスに。
それはすごい分かりやすいじゃん。サーカスに出てるから"サーカス"なの。
で、からくりなんだけど、「からくりサーカス」における"からくり"っていうのは、人形なの。そう。だから、この女の子は"からくり"であり"サーカス"なの。
あ、だから、じゃねえや。この子は人形を操るの。そう。虎と戦うの。
いや、違うその子が戦うんだけど、、いや、虎だよ、虎。しかも人喰い虎なんだよ。そうなんだよ、人喰い虎が出てきてさ、それとその子が戦うんだよ。その子が操る人形が戦うの。虎と。そう。刃牙じゃないよ「からくりサーカス」だよ。で、超強いの、その人形が。というかその女の子が。倒しちゃうんだよ、人喰い虎を。でさ、片目が潰れたライオンも出てくるんだよ。
まあいいや、だから、その女の子が"からくり"と"サーカス"なんだけどさ。
なんの話だっけ。
ああ、そうだ、あるるかんだ。
その女の子の使う人形の名前が"あるるかん"なの。
でさ、いやだからさ、このバンドなんだけどさ。V系ってさ、必ずコンセプトがあるじゃん。だから、もしかしたらこのバンドの名前は「からくりサーカス」からとったんじゃねえかな、と思ったんだよ。なんか、私たちは操られて音楽をやってます、みたいなさ。私たちが奏でる音楽は、主人である女性の暇つぶしに過ぎないんです、みたいな。
それか、もしかしたら、このボーカルの人が、あるるかんの可能性あるよね。
やっぱさ、「からくりサーカス」って古い漫画だしさ、もう完結してるから。やることなくなったあるるかんがさ、じゃあ次何やりてえのよ、ってなった時にさ、やっぱ音楽やりてえってじゃねえかな、って。人形と人間の違い何か、ってそりゃ音楽ができるかできないかだからさ、そりゃやりたいよね、あるるかんも、音楽。
まあまだ2巻しか読んでないんだけど。


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みたいなことを控え室で話してたんですけど。後で調べたら、アルルカンってフランス語でピエロって意味でした。

からくりサーカス、なんも関係ねえ。

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